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関東甲信は、13日土曜の明け方から夕方、雷を伴いバケツをひっくり返したような雨が降り、大雨となる所もあるでしょう。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に、注意・警戒が必要です。落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも、ご注意ください。

関東甲信 約1か月ぶりの「まとまった雨」

12日金曜は、鹿児島県で激しい雨の降った所がありましたが、13日土曜になると、活発な雨雲をもたらす低気圧が、関東甲信地方を通過するでしょう。そのため、関東甲信地方でも、雨の降り方が強まりそうです。

振り返ってみますと、関東甲信地方では、ここ1か月あまりは、雨が降ったとしても、雨量はそれほど多くはありませんでした。東京都心では、2月15日に、日降水量76.5ミリを観測して以来、一日の降水量が10.0ミリ以上の日はなかったのです。今回は、約1か月ぶりに、広い範囲で「まとまった雨」になるでしょう。

関東甲信地方では、特に雨が強まるのは、13日土曜の明け方から夕方にかけてです。局地的に雷が鳴って、激しい雨が降るでしょう。発達した雨雲が停滞した場合には、警報級の大雨になるおそれもあります。

なお、気象庁は、令和3年2月13日の福島県沖の地震によって、揺れの大きかった栃木県の一部の市町村では、大雨警報・注意報および土砂災害警戒情報の土壌雨量指数基準を、通常より引き下げた暫定基準で運用しています。

予想雨量は?

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13日土曜に予想される「1時間降水量」は、いずれも多い所で、関東地方北部や甲信地方で30ミリ、関東地方南部や伊豆諸島で40ミリとなっています。

これは、バケツをひっくり返したように降る雨で、道路が川のようになるレベルです。また、傘をさしていても濡れてしまうくらいですし、沿岸部は風も強まるので、横殴りの雨になるでしょう。お出かけされる場合は、レインコートや、防水効果のある上着が良さそうです。

また、13日土曜12時までの24時間に予想される「24時間降水量」は、いずれも多い所で、関東地方北部で50ミリ、関東地方南部で160ミリ、甲信地方で120ミリ、伊豆諸島で150ミリです。

さらに、その後、14日日曜12時までの24時間に予想される「24時間降水量」は、いずれも多い所で、関東地方北部で50から100ミリ、関東地方南部と甲信地方、伊豆諸島でおよそ50ミリとなっています。

久しぶりのまとまった雨ですので、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要です。また、落雷、竜巻などの激しい突風にも、十分お気を付けください。