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この先1か月全体は、全国的に気温が平年より高く、桜のつぼみもどんどん膨らみそう。ただ、一時的に寒さの戻る日もあり、気温の変化に注意が必要です。気象庁が発表した、最新の1か月予報です。

向こう1か月 全国的に高温

気象庁は、4日、「1か月予報」を発表しました。

それによりますと、向こう1か月は、暖かい空気に覆われやすいため、1か月全体の平均気温は、全国的に「平年より高い」でしょう。特に、関東甲信や東海、近畿、中国、四国、九州北部、九州南部、奄美地方では、3月10日頃から「かなりの高温」が予想され、「高温に関する早期天候情報」も発表されています。

この先は、早い時期から、春物の洋服の出番が増えるでしょう。また、暖かさによって、九州から関東では、桜のつぼみもどんどん膨らみそうです。ただ、北陸から北海道の積雪の多い所では、雪どけが進むでしょう。雪崩や屋根から落ちる雪に、十分な注意が必要です。

【3月6日~12日】「寒の戻り」となる日も

週ごとに詳しく見ていきます。

3月6日~12日の平均気温は、北海道や東北では「平年並み」でしょう。関東甲信から九州、沖縄では「平年より高い」予想です。

ただ、この期間は、本州の南を、低気圧や前線が通過しやすい予想です。そのため、低気圧や前線に向かって、一時的に冷たい空気が入ることもあるでしょう。7日日曜日頃は、東北から九州を中心に、広い範囲で「寒の戻り」となりそうです。急な寒さで体調を崩さないよう、注意が必要です。

【3月13日~19日】暖かさで 桜開花ラッシュか

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3月13日~19日の平均気温は、全国的に「平年より高い」でしょう。17日に「春の彼岸入り」を迎え、「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、今年の春は、彼岸を前に寒さはおさまりそうです。

さらに、季節先取りの暖かさによって、この週は、九州から関東では、続々と、桜が開花しそうです。

日本気象協会が、4日に発表した2021年桜開花予想(第4回)では、今年の開花は、3月13日に福岡、高知からスタートする見込みです。14日には本や宮崎、15日には大分、長崎、佐賀、鹿児島、松山、東京で開花する見込みです。今年の春も、できるだけ蜜を避けて、桜を眺めたいものです。

【3月20日~4月2日】桜満開の所が増えるが ヒノキの花粉がピークへ

3月20日~4月2日の平均気温は、北海道から九州は「平年より高く」、沖縄・奄美では「平年並みか高い」でしょう。3月から4月に移る時期も、いつもの年より暖かいため、冬物から春物への衣替えは、いつもの年よりも早めに行えそうです。

そして、この暖かさで、九州から関東では、桜の開花が更に進み、満開の所も増えるでしょう。

一方、同じ花でも、ヒノキの花も開花が進んで、この時期は、九州から近畿で、ヒノキの花粉の飛散がピークを迎えそうです。4月に入ると、関東や東海でも、ヒノキの花粉の飛散がピークという所もあるでしょう。ヒノキの花粉で症状のでる方は、早めの対策を心がけてください。