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10日、日本気象協会は「2021年桜開花予想(第2回)」を発表。2021年の桜の開花は全国的に平年より早く、開花のトップは福岡で3月18日の予想です。

開花予想日(主な地点)

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開花の傾向

2021年の桜の開花は、全国的に平年より早いでしょう。平年に比べ5日前後早く開花するところが多い見込みです。ただし記録的な早さで開花した昨年(2020年春)と比較すると、近畿から東北にかけての多くの地点ではそこまで早まることはないでしょう。

桜の開花は、3月18日に福岡からスタートする見込みです。19日には本、20日には大分、松山、高知、21日には下関や和歌山、東京で開花するでしょう。3月末までには、西日本から東日本にかけて広く開花となりそうです。4月上旬には長野や新潟、東北南部で、4月中旬には東北北部でも開花するところが多くなるでしょう。4月下旬には、桜前線は津軽海峡を渡り、4月24日には函館で、26日には札幌で開花する見込みです。

この冬(12月~1月)は、日本列島に強い寒気が流れ込み、北陸や東北の日本海側を中心に記録的な大雪となりました。全国的に厳しい寒さの日が多く、桜の花芽の休眠打破※は順調に行われたとみられます。これから3月前半にかけて、全国的に気温は平年並みか高くなるでしょう。春への歩みは早く、開花予想日は全国的に平年より早くなりそうです。

※休眠打破:前年の夏に形成され休眠に入った花芽が、冬になり一定期間の低温にさらされて目覚めること

言葉の説明

平年:1981~2010年の平均値

かなり早い:平年よりも7日以上早い

早い :平年よりも3日から6日早い

平年並:平年との差が2日以内

遅い :平年よりも3日から6日遅い

かなり遅い:平年よりも7日以上遅い