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この先1週間は、前半は寒気が南下するので、北海道や東北、北陸は雪や風の強まる日もありそうです。関東から九州は「季節先取りの暖かさ」の日が増えて、所々でスギ花粉の飛散がスタートするでしょう。コロナ禍ですが、早めの花粉対策も心がけてください。

6日土曜 九州から東海は 天気回復 東北や北海道は 雪や吹雪の所も

6日土曜は、本州付近は、湿った空気の影響を受けるでしょう。天気のポイントは「西と北で、天気が崩れる」ということです。

九州から東海は、明け方まで所々で雨や雪が降り、近畿など、太平洋側の平地でも積雪となる所がありそうです。朝は路面の凍結に注意が必要です。ただ、天気は回復へ向かうでしょう。関東は日中は広く晴れそうです。北陸は、日の差す時間もありますが、雨や雪の降る所があるでしょう。

一方、低気圧が近づくため、東北と北海道は、日本海側ほど雲が多く、所々で雪や雨が降りそうです。

そして、気温のポイントは「全国的に、この時期にしては高い」ということです。朝の冷え込みは強くなく、最低気温は、3月並みの所が多い予想です。最高気温も平年より高く、北海道や東北でもプラスの所が多いでしょう。積雪の多い所では、雪どけが進みますので、雪崩や屋根から落ちる雪に、十分お気を付けください。関東から九州では15度前後で、日ざしの暖かさを感じられそうです。那覇は25度くらいまで上がるでしょう。

7日日曜以降 寒気の影響は 一時的

そして、7日日曜からは、一時的に寒気が流れ込んでくるでしょう。北海道や東北の日本海側、北陸では、9日火曜頃まで、雪の降る日が続き、風の強まる日もありそうです。寒気の影響で、東北の太平洋側でも、雪の降る日があるでしょう。

関東から九州は、7日日曜は大体晴れて、気温は、まだ平年より高い状態が続きますが、こちらも次第に寒気の影響を受けるでしょう。8日月曜から9日火曜頃は、晴れても、この時期らしい気温の所が多くなりそうです。

ただ、関東から九州では「寒さは、長く続かない」というのがポイントです。週の後半になると、関東から九州では、季節を先取りした暖かさの所が多い予想です。関東甲信から九州北部では、10日水曜頃から「かなりの高温」が予想されており、気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表しています。農作物の管理などに、注意が必要です。

関東から九州 スギ花粉が飛び始める予想

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この暖かさで、関東から九州では、スギ花粉の飛び始める所が増えるでしょう。東京は2月7日に飛散開始の予想です。

すでに花粉症の症状がでている方は、薬を飲み始めるなど、対策を始めてください。また、花粉症でない方も、できるだけ「花粉を室内に入れないこと」を心がけていただきたいものです。

コロナ禍で 換気をしながらの花粉対策は?

今年は、コロナ禍ということで、なるべくこまめに換気をすることが求められてます。一方で、花粉が飛散する時期に、窓を全開にして換気すると、大量の花粉が室内に流れ込んでしまうので、困るという方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

厚生労働省の資料によりますと、花粉のピーク時に1時間の換気をしたところ、3LDKのマンション一戸で、およそ1000万個もの花粉が屋内に流入したとの実験もあります。ただ、窓を開ける幅を10センチ程度にして、レースのカーテンをした場合、部屋の中に入る花粉の量を、およそ4分の1に減らすことができたということですので、参考にしてみてください。

また、部屋の中に流れ込んだ花粉は、床やカーテンなどに、多く付着している可能性があります。新型コロナウイルス感染予防のため、換気をする機会が多いかと思いますが、床はこまめに掃除をして、カーテンは定期的に洗濯をするのが、おすすめです。

さらに、花粉が飛びやすい日は、①晴れて気温が高い日、②空気が乾燥して、風が強い日、③雨上がりの翌日や気温の高い日が2~3日続いたあとです。tenki.jpの2週間天気で、この先の天気と気温などを確認して、花粉対策に役立ててください。