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本日31日15時、網走地方気象台で流氷接岸初日を観測しました。平年より2日早く、昨年より11日早い観測でした。現在、オホーツク海側では広く流氷が散在しており、一部は根室海峡北部に流入している模様です。なお、明日2月1日は低気圧が近づき、南よりの風が吹くため、流氷はいったん海岸から離れる見通しとなっています。

※流氷接岸初日とは・・流氷が接岸、または定着氷と接着して沿岸水路がなくなり、船舶が航行できなくなった最初の日

今シーズンの流氷 これまでの様子

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今シーズンのオホーツク海は、昨年12月の中旬までは気温が平年より高く経過していたこともあり、オホーツク海全体の海氷面積は平年より小さく経過していました。しかし、12月下旬から強い寒気が流れ込んだ影響で海氷面積はほぼ平年並みとなり、今年1月に入ってからも海氷面積ほぼ平年並みで経過しています。一方、オホーツク海の沿岸に向かって成長してきた流氷は平年より幾分早めに南下を進めており、網走では1月17日に平年より4日早い流氷初日となりました。そして、昨日30日から北海道付近は強い冬型の気圧配置となり、強い北よりの風が吹きつけた影響で、本日31日に流氷が平年より2日早く網走の沿岸に接岸したものと思われます。