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東北地方では日本海側を中心に30日(土)にかけて雪と風が強まり、大荒れの天気となるでしょう。また、海上では波が9メートルと猛烈なしけとなる所もありそうです。暴風雪や高波に厳重に警戒して下さい。

日本海側ではすでに30メートルを超える暴風 雪の強まっている所も

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きょう(金)の朝にかけて前線が日本付近を通過し、次第に冬型の気圧配置が強まっています。日本海側を中心に風が強く吹いていて、山形県飛島では午前4時28分に31.4メートル、秋田市でも午前10時46分に28.4メートルの最大瞬間風速を観測しました。また、太平洋側でも風が強まっていて、瞬間的に20メートルを超える風の吹いている所があります。

雪も断続的に降っていて、福島県西会津では正午までの3時間に15センチの雪が降り、積雪が増えてきています。

30日(土)にかけて予想される風と雪、波の高さ

30日(土)にかけて日本海側を中心に長い時間、雪と風が強まり、猛吹雪となる恐れがあります。

【風と波の予想】

29日から30日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)

東北日本海側 海上 25メートル(35メートル)

東北日本海側 陸上 20メートル(35メートル)

東北太平洋側 海上 25メートル(35メートル)

東北太平洋側 陸上 16メートル(30メートル)

29日から30日にかけて予想される波の高さ

東北日本海側 9メートル

東北太平洋側 6メートル

【雪の予想】

30日(土)6時までに予想される雪の降る量は、いずれも多い所で、

東北日本海側 山沿い 60センチ

東北日本海側 平地  40センチ

東北太平洋側 山沿い 40センチ

東北太平洋側 平地  20センチ

その後、30日(土)6時から31日(日)6時までに予想される雪の降る量は、いずれも多い所で、

東北日本海側 山沿い 20から40センチ

東北日本海側 平地  20から40センチ

東北太平洋側 山沿い 20から40センチ

東北太平洋側 平地  10から20センチ

暴風雪による建物への被害、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、高波による船舶や沿岸施設への被害に厳重に警戒して下さい。

また、大雪による交通障害、建物や農業施設への被害に注意・警戒し、なだれや着雪にも注意が必要です。

停電や車の立ち往生など万が一に備えて

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暴風雪の影響で電線が切れて、停電が起きる可能性があります。万が一に備えて、携帯やスマートフォンをしっかり充電しておくこと、モバイルバッテリや懐中電灯も準備しておくと良いでしょう。暖房が使えなくなることも考えられるので、厚手の上着やカイロなどもあると安心です。

また、積雪が短時間で急激に増えることで、車が立ち往生してしまう恐れもあります。不要不急の外出は控えていただきたいですが、どうしても外出しなければならない時は、車の中に牽引ロープやスコップを入れておく、パンや飲み物など出来るだけ日持ちする食べ物を買っておくなどして、万が一に備えて下さい。