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6日、札幌では12日連続真冬日となる見込みで、さらに東京や福岡も最高気温10℃以下に。全国各地で厳しい寒さが続いています。明日7日以降、寒波の襲来でさらに寒くなり、8日~9日にかけて寒さのピークとなるでしょう。水道凍結や路面凍結にも注意が必要です。

6日も寒さ続く 札幌で連続12日真冬日、東・西日本も各地で最高気温10℃未満

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6日も、日本付近には寒気が流れ込んできています。日本列島の上空1500メートル付近では、沖縄地方を除いてすっぽりと0℃以下の空気に覆われています。

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そのため、今日6日も、日中も厳しい寒さが続きました。

北海道と東北では、連日、日最高気温が0℃未満の真冬日が続いている所があります。6日午後3時までの最高気温は、札幌市で-2.8℃、青森市で-1.2℃、盛岡市で-0.3℃となっており、このまま夜まで0℃未満で経過すると、札幌市は12日連続、青森市と盛岡市は7日連続で真冬日となります。

また、北日本以外でも、日中厳しい寒さとなりました。午後3時までの各地の最低気温は、東京都心は6.8℃と、昨日より4℃以上気温が低くなりました。

さらに、西からはより強い寒気が流れ込み始めているため、西日本でも広く最高気温が10℃以下となった所が多くなりました。午後3時までの各地の最高気温は、大阪市8.9℃、広島市7.9℃、高松市8.3℃、福岡市8.3℃(※)、鹿児島市8.9℃となっています。

(※福岡市は最高気温を未明に観測)

年越し寒波を超える寒波が襲来 8日~10日にかけてが寒さピーク 水道凍結の恐れも

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明日7日以降、次第に寒気の流れ込みが強まります。先日の年越し寒波よりも強い寒気が流れ込むため、週末にかけて全国的により一層厳しい寒さとなるでしょう。

特に8日~10日にかけてが寒さのピークで、朝の最低気温は沖縄など一部を除いて全国的に氷点下の所が多くなるでしょう。8日の朝は、名古屋市や広島市でも-3℃と予想されています。

日中も、北海道や東北は氷点下の真冬日の予想、東海から九州にかけて最高気温が5℃に届かない所が多く、8日は広島市や福岡市でも2℃までしか上がらない予想です。

年越し寒波の際は、北海道で水道凍結が相次ぎましたが、今回の寒波では、東日本や西日本でも水道凍結に注意が必要です。

気温が-4℃以下になる時は、水道が凍結するおそれがあります。ただし、水道管が屋外にある場合は、建物の北側で日が当たらない場所だったり、強い風が吹きやすい場所だったり、むき出しになっていたりすると、気温が-4℃以下まで下がらなくても、水道が凍結しやすくなります。そのため、気温が氷点下になる日は注意しましょう。

また、雪や雨が予想されている地域では、積雪に加えて路面の凍結にも注意して下さい。

水道の凍結を防止するには

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強い冷え込みによって発生する「水道の凍結」を防止するためには、次のことが効果的です。

事前に、水道菅の中から、水を抜いておきましょう。水抜栓はいろいろな種類がありますので、あらかじめ使用方法を確認しておき、水抜栓の場所もチェックしておくと、水を抜く作業がスムーズです。

屋外で、むき出しになっている水道管やメーターを、発砲スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておきましょう。

それでも、もし、水道が凍結してしまった場合、凍結させたままにしておくと、水道菅の破裂につながることもありますし、解氷のために、蛇口などに、直接、お湯をかけたりするのも危険で、禁物です。必ず、お住まいの自治体に相談するか、水道業者へ修繕作業を依頼してください。

<参考>

札幌市水道局 https://www.city.sapporo.jp/suido/riyosya/faq/toketu_03.html

仙台市水道局 http://www.suidou.city.sendai.jp/nx_image/02-kurashi/02-207-00.pdf※2021年1月6日19:50 記事の一部を修正しました。