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今日(31日)、北海道付近は上空に寒気が流れ込んだ影響で気温が下がりました。午前3時までに上川地方の幌加内と幌加内町朱鞠内では氷点下30.0度まで下がり、今シーズン初の氷点下30度以下となりました。12月に氷点下30度以下となるのは2002年以来18年ぶりのこととなります。

18年ぶり氷点下30度以下 過去3番目の早さ

今日、北海道付近は上空に寒気が流れ込み、夜間に晴れたことで放射冷却現象が強まって内陸を中心に気温が大幅に低くなりました。午前3時までに上川地方の幌加内と幌加内町朱鞠内でともに氷点下30.0度まで下がり、今シーズン初の氷点下30度以下となりました。

12月に氷点下30度以下となるのは2002年12月26日に上川地方の旭川市江丹別で氷点下30.5度まで下がって以来、18年ぶりのこととなります。

また、アメダス観測網整備が始まった1976年以降では、8月以降(寒候年)に最低気温が氷点下30度以下を記録するのは2002年、1978年(12月30日)に次いで3番目の早さとなりました。

札幌でも氷点下10度以下に

札幌でも昨日(30日)の最低気温が氷点下11.1度と、今シーズン初の氷点下10度以下を観測しました。12月に氷点下10度以下となるのは2012年以来8年ぶりのことです。

また、午前8時までに道内のアメダス観測点94地点で今シーズンの最低気温を更新しており、うち26地点で12月の最低気温を更新しました。

石狩地方の石狩市浜益では1977年の統計開始以来、通年での最低気温を更新しました。

113年ぶりの寒さ? 日本で5番目の低さに

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午前6時までに上川地方の幌加内では-32.6度まで下がっており、これは富士山を含んでも12月としては日本で5番目(1903年帯広とタイ)の記録となっています。1位は十勝地方の帯広(1907年)-34.2度、2位は富士山(1995年)で-33.0度、3位は帯広(1903年)と富士山(1995年)でともに-32.7度です。道内では1907年以来113年ぶりの寒さになったといえそうです。

なお、数値は速報値で、後日修正される可能性があります。