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30日午後から1月1日頃にかけて、近畿地方の上空には強い寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置になる見込みです。近畿地方の北部を中心に断続的に雪が降り、大雪になる恐れがあります。特に30日夜から31日にかけては、近畿の中部や南部でも広範囲で雪が降り、普段雪が積もらない所でも積雪の恐れがあります。

大阪の初雪は?

大阪では、今シーズン、まだ初雪は観測されていません。今月中旬の寒波で、15日~17日にかけて京都や神戸、奈良、和歌山などで初雪が観測されましたが、今回はその時以上の強い寒気が流れ込みます。大阪でも初雪となり、うっすらと雪が積もる可能性があります。

大阪で12月に雪が積もれば15年ぶり

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もし、大阪で積雪となれば、12月の積雪は2005年12月22日に1cm積もって以来、15年ぶりになります。この日には、神戸で4cm、京都で10cmの積雪が観測され、転倒事故や交通機関のマヒなどの被害がありました。この時の上空1500m付近には、今回予想される寒気と同程度の寒気が入っていました。

近畿地方の予想降雪量

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30日の昼ごろから急速に冬型の気圧配置が強まり、近畿地方の北部を中心に大雪の恐れがあります。特に強い寒気が流れ込む30日夜から31日にかけては、今月中旬の寒波で雪が積もらなかった所でも雪が積もる可能性があり、京阪神の周辺でも5~10センチの積雪の恐れがあります。年末年始の移動期に雪が重なるため、雪道の運転に慣れていない方は、車の運転を極力控えるようにしましょう。また、雪により公共交通機関が乱れる恐れもありますので、交通機関の情報にも注意をしてください。