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北陸地方には、30日頃から強い寒気が流れ込み、平地を含めて大雪となる可能性があります。この土・日の休みを有効に使い、大雪や低温に備えるようにしてください。また、年末年始に車で遠出される方は、日程変更または最悪の事態を想定した万全の対策をするようお願いします。

年末年始は前回の12/14~12/17頃の大雪よりも強い寒気が流れ込む見込み

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日本付近は年末の30日頃から、冬型の気圧配置が強まり、北陸上空には次第に強い寒気が流れ込む見込みです。輪島上空5500m付近では一時的にマイナス36度を下回る非常に強い寒気が予想されています。その後も、上空1500m付近はマイナス9度以下の北陸の平地で降雪目安となる強い寒気が、強弱をつけながら年明け5日頃にかけて流れ込むでしょう。

「寒気が強い=大雪ポテンシャルが高い(大雪をもたらす可能性が高い)」ということです。

ただ、実際に雪雲がどこに流れ、どこに大雪がもたらされるのかは、北陸上空の風次第です。現時点では不確実性が大きく、直前まで見極めが必要となります。日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)が形成された場合は、富山~福井の平地市街地でも短時間に強い雪が降り、大雪になることもあります。こまめに最新の気象情報を確認するようにし、油断のないようにお願いします。

大雪や低温によって生じるリスクは?

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今回の寒波の影響で、北陸地方では大雪や風雪、低温に注意・警戒が必要です。

これにより、

①停電(倒木や雪の重みで電線が切れることで発生)

②水道凍結(寒気が長期間居座り、底冷えすることで発生)

③商品の品薄(交通網マヒによる物流遅延)

といったリスクがあります。

特に、③商品の品薄については、年始に休業するお店もあるため、要注意です。

懐中電灯や防寒着の準備、屋外むき出しの水道管の保護、買い出しなど、土日のうちから準備を始めておくとよいでしょう。

年末年始は車の移動はなるべく控えて!

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年末年始は福井・石川・富山・新潟の各県で注意報級や警報級の大雪になる可能性があります。

強い雪や風雪による視界不良、雪道・氷道でのスリップなど、事故の可能性が高まるでしょう。大雪で車がスタックしたり、意図せず大規模な立往生に巻き込まれる恐れもあります。

年末年始に車で遠出を計画されている方は、中止や日程変更をご検討ください。

どうしても車の移動が必要な方は、

①タイヤチェーンを携行する

②スタックした時のためにスコップや牽引ロープを用意する

③燃料を満タンにして出かける

など、準備を十分行ってからお出かけください。