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この先1か月は、北・東・西日本では平年より寒くなり、日本海側は大雪が予想されます。万全な体調管理を心がけ、路面の凍結や車の運転などに注意が必要です。気象庁が発表した最新の1か月予報です。

寒さはどうなる?

気象庁は24日、「1か月予報」を発表しました。

それによりますと、期間の前半を中心に、日本付近で偏西風が南へ蛇行するため、寒気の流れ込みやすい状態が続くでしょう。このため、12月26日~1月25日の平均気温は、北・東・西日本では、平年より低い予想です。特に、年末年始は、気温がかなり低くなる可能性があります。クリスマスを過ぎた後の「急な寒さ」で、体調を崩さないよう注意が必要です。

さらに、この先1か月のポイントは、広い範囲で「気温の低い状態」が「長く続く」ことです。平年ですと、1月下旬~2月上旬は真冬の時期で、一年で最も寒い頃という所が多いのですが、この冬は、真冬になる前から、厳しい寒さが続きそうです。寒さ対策をしっかりして、お過ごしください。

沖縄・奄美では、平均気温は平年並みでしょう。

雪はどうなる?

一方、この先1か月、日本付近では、「強い冬型の気圧配置」が続くでしょう。このため、北・東・西日本の日本海側では、降雪量が多くなりそうです。特に、年末年始は、大雪となる可能性があります。

さらに、この先1か月のポイントは、日本海側では「大雪」が「長く続く」ことです。普段から雪に慣れている所とはいえ、長引く大雪によって、積雪がどんどん増えることが考えられます。

雪下ろしの注意点

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安全に雪下ろしをするための注意点は、次の3つのことが挙げられます。

① 雪下ろしをする前には、雪が緩んでいないかどうか、必ず確認しましょう。新雪や、晴れた暖かい日の午後は、特に屋根の雪が緩んでしまいます。また、雪と一緒に、つららが落ちてくることもあります。

② はしごを使って屋根に上る場合は、はしごが動かないよう、ロープなどで、しっかり固定しましょう。はしごから屋根へ移動する時は、転落しないよう、一段と注意が必要です。

③ 雪下ろしをする際は、建物の周りに雪を残しましょう。万が一、屋根から落下した場合でも、雪がクッション代わりになってくれます。

面倒でも、必ず命綱とヘルメットを装着し、滑りにくい靴を着用しましょう。携帯電話も忘れずに持って、作業してください。

雪道で立ち往生してしまったら

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また、急に積雪が増えると、路面が凍結するだけでなく、車が立ち往生する恐れもあります。

もし、雪道で車が立ち往生してしまったら、一酸化炭素中毒の危険がありますので、排気ガスが室内に流れ込まないよう、原則、エンジンは切りましょう。やむを得ず、エンジンをかける場合は、マフラーが雪に覆われないよう、こまめな除雪を心がけてください。

【北日本】北海道・東北地方

【東日本】関東甲信・北陸・東海地方

【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部

【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方