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流星のピークは今夜(13日)から明日(14日)の明け方にかけてです。最大1時間あたり55個前後の流星が見られそうです。

師走の夜空を飾るショー 月明かりの影響がなく好条件

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「ふたご座流星群」は三大流星群の一つです。他の流星群に比べると活動が安定していることや、条件が整えば一晩で観測できる流れ星の数が多いことから、三大流星群の中でも最大規模の流星群といわれています。今年は15日(火)が新月のため、月明かりに邪魔されることはなく、晴天であれば観察には好条件といえます。現れ始めるのは今夜(13日)の20時頃からです。明日(14日)の日付がかわる頃には数が最も多くなり、さらに放射点のふたご座が天頂に位置する明日(14日)の午前2時前後は、流れ星が真上から降ってくるように見られそうです。

※三大流星群とは「しぶんぎ座流星群(1月)」「ペルセウス座流星群(8月)」「ふたご座流星群(12月)」のことです。

太平洋側は晴れて観察に期待大 日本海側も一部で可能

今夜(13日)の天気

【晴れて期待大の地域】

沖縄の大東島、宮崎、本、大分、高知、愛媛、徳島、和歌山、京都南部、滋賀、三重、愛知、山梨、神奈川、千葉、東京、埼玉、茨城、栃木、群馬南部、北海道の道央、北海道の道東(太平洋側)

【雲の隙間にチャンス有の地域】

鹿児島、香川、広島南部、岡山、兵庫南部、大阪、奈良、岐阜美濃、長野南部、長野中部、群馬北部、福島中通り、福島浜通り

【曇りや雨、雪で観察にあいにくの地域】

沖縄の本島・先島諸島、長崎、佐賀、福岡、山口、広島北部、島根、鳥取、兵庫北部、京都北部、岐阜飛騨、福井、石川、富山、新潟、長野北部、福島会津、山形、宮城、岩手、秋田、青森、北海道の道北、北海道の道南、北海道の道東(オホーツク海側)

街明かりが多い都市部では目にすることが比較的難しい流れ星ですが、空気が乾燥する冬は空の透明度が高いため、晴天なら観察のチャンスがあり、東京都心でも見られそうです。夜更かしまたは早起きができる方は空を見上げてみてください。

観察のコツ まずは15分 空を広く見渡して 楽な姿勢で

観察は肉眼でできます。目が徐々に暗いところに慣れてくると見つけやすくなるため、15分くらいは夜空を見上げましょう。ふたご座を中心に四方八方に星が流れるため、街灯など地上の明かりが少ない方向を選んで空を広く見渡し、ゆっくりと眺めることがコツです。長時間観察する場合、ずっと空を見上げて同じ姿勢でいると、疲れてしまい体も痛くなるため、できる限り楽な姿勢で観察できるように工夫しましょう。なお、最も気温が低く、冷え込む時間帯でもあります。運動などで体を動かすわけではなく、静かに夜空を見上げるため、体がどんどん冷えていきます。マフラーや手袋、厚手の靴下などで首まわりや手、足首などをあたためたり、ホットドリンクや携帯カイロを用意したりするのも良さそうですね。