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来週は12月。クリスマス頃にかけて、全国的に師走らしい寒さが予想されます。ただ、東・西日本や沖縄・奄美では、昨年12月は気温が高かったので、今年の年末は、一層寒く感じられるでしょう。今年は新型コロナウイルスの感染拡大も心配されますので、体調管理には一段と注意が必要です。気象庁が発表した、最新の1か月予報です。

今年の師走 寒さは 昨年とは違います

気象庁は26日、「1か月予報」を発表しました。これによりますと、クリスマス頃にかけての1か月の平均気温は、全国的に「平年並み」の予想です。日本海側(北・東日本)で雪の降る量も、「ほぼ平年並み」でしょう。

ただ、「平年並み」でも、油断はできません。思い起こせば、昨年(2019年)12月は、本州付近への寒気の南下が弱かったため、月平均気温は、東・西日本では「かなり高く」、沖縄・奄美で「高く」なりました。同じ12月ですが、暖かかった昨年を経験しただけに、今年は「平年並み」でも、寒く感じられそうです。

さらに、今年は、新型コロナウイルスの感染拡大も心配されますので、体調管理には、一段と注意が必要です。また、北日本を中心に、寒気の影響を受ける時期もありますので、毎日の天気予報では、天気マークだけでなく、予想気温のチェックも忘れないでください。

【11月28日~12月4日】北日本は 一足早く 冬へ

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週ごとに詳しくみてみます。

11月28日~12月4日は、平均気温は「平年並み」の所が多いでしょう。

ただ、この週のポイントは「北日本では、寒気の影響を受けやすくなること」です。北日本の平均気温は「平年並みか低い」予想で、北日本の日本海側では、平年に比べ「曇りや雪または雨の日が多く」なりそうです。11月から12月にカレンダーが替わる時期ですが、北日本は、ひと足早く、冬の訪れを迎えるでしょう。

また、この時期にしては強い寒気が入るので、28日頃からは、仙台や山形、福島など、東北南部でも、初雪の可能性があります。車のタイヤ交換など、冬支度がまだ、という方は、早めに行ってください。

【12月5日~11日】季節の歩みは ゆっくり 大掃除におススメ

12月5日~11日の平均気温は、北日本では「平年並み」でしょう。

一方、この週のポイントは「東・西日本と沖縄・奄美では、寒気の影響を受けにくくなること」です。このため平均気温は「平年並みか高い」でしょう。12月7日は、二十四節気の「大雪」で、暦の上では大雪が降り始める頃ですが、実際は、ゆっくりと冬本番へ向かいそうです。この気温が高い時期に、外回りの大掃除を済ませておくのも、おススメです。

【12月12日~25日】クリスマスに向けて 年の瀬らしい寒さに

12月12日~25日の平均気温は、全国的に「ほぼ平年並み」でしょう。この頃になると、北極付近にたまった寒気が、日本付近へ流れ込みやすくなりそうです。そのため「全国的に、年の瀬らしい寒さになること」がポイントです。

この頃は、クリスマスに向けて、年末ムードが高まってくる時期だと思います。今年は、新型コロナウイルスの影響で、クリスマスや年末年始を家で過ごす方が多くなりそうですが、買い出しをする際も、昨年より暖かい服装で、体調を崩さないよう、ご注意ください。

【北日本】北海道・東北地方

【東日本】関東甲信・北陸・東海地方

【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部

【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方