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20日、11月としては史上初となる、富山市で3日連続、奈良市や徳島市で2日連続夏日を観測し、各地で11月とは思えない記録的な暖かさが続いています。ただし、前線通過後は気温が急降下。夜以降、風がヒンヤリ感じられるでしょう。

各地で11月に連続して夏日を観測 統計開始以来初

昨日19日は、東北から九州にかけて日中気温が上がり、11月としては記録的な暖かさとなった所が多くなりました。

今日20日も、日本付近には引き続き南から暖かく湿った空気が流れ込んだため、朝もあまり気温が下がらなかった上、日中も北海道の太平洋側と東北から近畿や四国にかけて9月から10月頃の暖かさとなり、最高気温が25℃以上の夏日となった所もありました。

午後3時までの最高気温は、長野市で25.5℃を観測し、統計開始以来、最も遅い夏日となりました。また、富山市で3日連続、奈良市と徳島市では2日連続で夏日となり、こちらも昨日19日に続いて最も遅い夏日の記録を更新しました。11月に、富山市で3日、奈良市と徳島市で2日連続で夏日となったのは、統計開始以来初めてのことです。

また東京都内でも、八王子市で25.1℃を観測しました。

このように、今週は連日、各地で季節外れの記録的な暖かさとなった所が多くなりました。

前線通過後の気温急降下に注意

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ただ、この季節外れの暖かさはここで一旦収まる見込みです。

これまで南風にのって暖かい空気が流れ込んでいたわけですが、前線が通過した後に、北または西よりの風に変わって空気が入れ替わり始めていて、すでに気温が下がり始めています。

お昼前に前線が通過した金沢市では、この影響で気温が大幅ダウン。

今朝はフェーン現象で気温が下がらず、午前6時の気温は23.8℃と、かなり暖かい朝を迎えました。午前10時の気温は25.2℃でしたが、前線が通過した後、11時には19.4℃まで下がり、1時間で一気に約5℃も気温が下がりました。

前線は、午後3時現在、北日本から東日本付近を通過中で、前線が通過した後は各地とも気温が下がり、夜は風が冷たく感じられるでしょう。特に、沿岸部を中心に風が強まりそうです。

21日 気温は平年並みかやや高く 北風ヒンヤリ

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明日21日の朝は、平年よりはやや高い所が多いものの、これまでの暖かさと比べると、急に寒く感じられそうです。

北海道は3℃から7℃くらい、東北、北陸も気温一桁まで下がるでしょう。関東より西では10℃から13℃くらいの所が多く、関東の沿岸部は15℃くらいでしょう。沖縄は23℃前後の予想です。

21日日中は、北海道や東北、北陸は、平年並みの所が多いでしょう。関東から西は、平年よりはやや高いものの、北よりの風が時折やや風が強く吹いて、気温以上にヒンヤリと感じられそうです。

日々の寒暖差が大きくなります。服装や体調管理にご注意ください。