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北海道では雪や寒さが強まっています。昨日(9日)は紋別地方の遠軽町白滝で最高気温が氷点下0.3度にとどまり、今シーズン道内で初めての真冬日となりました。また、今朝(10日)9時までの24時間降雪量は後志地方の喜茂別で40センチ、写真の紋別で18センチなど、局地的な大雪となっています。

一気に積雪増 釧路でも初雪を観測

昨日から今朝にかけて、北海道では雪が強まりました。日本海側では昨日の夕方から降り方が強まった所が多く、今朝9時までの24時間降雪量は、後志地方の喜茂別で40センチ、倶知安で38センチ、空知地方の岩見沢や宗谷地方の稚内空港で32センチなど、30センチを超える大雪となった所もありました。道東でもオホーツク海側を中心に雪雲が入り、紋別で24時間18センチの雪が観測されています。

また、昨日の午後6時頃には釧路で平年より2日遅い初雪が観測されました。これで、道内の気象台、測候所での初雪が全て観測されました。今年は全8地点で平年より遅い観測となりました。

各地で今季一番の冷え込み 札幌では初の冬日に

昨日は北海道の上空1500m付近に11月下旬並みの寒気が流れ込み、日中の気温は道内全地点で10度に届きませんでした。最も気温が上がらなかった紋別地方の遠軽町白滝では最高気温が氷点下0.3度となり、今シーズン道内で初めての真冬日(最高気温0度未満)となりました。

今朝にかけてはさらに寒気が強まり、道内のほとんどの地点で今シーズン一番の冷え込みとなりました。札幌で氷点下0.8度、函館で氷点下0.6度、釧路で氷点下0.7度など、今シーズン初めての冬日(最低気温0度未満)となりました。

また、この冷え込みによって、昨日の深夜には釧路で、今朝は室蘭(最低気温0.6度)と函館で、初氷を観測しています。

雪は明日まで 寒さは明後日朝まで

画像C
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今日これからも上空には寒気が居座るため、日中の寒さや雪が続きます。日本海側では断続的に降り方が強まり、さらに積雪が増える所もある見込みです。明日(11日)も午前中は日本海側で時折雪が降り、今日日中から明日にかけて降る雪の量は、後志や上川、空知地方といった日本海側の内陸を中心に30センチ前後になります。明日朝も雪かきが必要な地域が多くなりそうです。しかし、明日の午後には天気が回復し、各地で晴れ間が戻るでしょう。

一方、寒さや冷え込みは明後日(12日)の朝まで続きそうです。明日の午後は上空の寒気が弱まるものの、晴れ間が広がることで夜間の放射冷却が強まります。そのため、明後日の朝が冷え込みのピークとなり、道北や道東の内陸では氷点下10度を下回る所もありそうです。引き続き十分な防寒対策が必要です。