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きょう9日(月)、日本付近は冬型の気圧配置で、上空に強い寒気が流れ込んできています。衛星画像を見ると、日本海にはすじ状の雲が広がり、東シナ海には「カルマン渦」といわれる渦状の雲が見られます。

カルマン渦出現

きょう9日(月)、日本付近は冬型の気圧配置となっていて、季節風が強まってきています。北海道檜山地方の江差町では午前6時49分に最大瞬間風速34.0メートルを観測しました。

上空には寒気が流れ込んできており、衛星画像を見ると日本海にはすじ状の雲が広がっているのが分かります。

また、季節風が強まっていることで、東シナ海には「カルマン渦」といわれる渦状の雲が出現しています。

上の画像は午前10時50分の衛星画像です。九州の西の海上に渦状の雲が連なっているのが見られます。

カルマン渦とは?

流れの中に置かれた物体の風下方向には「カルマン渦」と言われる不思議な渦巻きができることがあります。このような渦巻きは雲でも見られることがあります。

冬型の気圧配置になった時に済州(チェジュ)島などの風下で、このような雲がしばしば現れます。

北海道では強風や着雪に注意を

こんやにかけて、北日本を中心に上空約1500メートル付近には氷点下6度以下の寒気が流れ込む見込みです。

北海道では、日本海側やオホーツク海側を中心に雪が降り、北または西よりの風が強く吹くでしょう。こんやにかけて、湿った雪による着雪に注意してください。