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きょう5日、気象庁から最新の1か月予報が発表されました。来週は一時的に寒さが厳しくなりますが、その後はかなり暖かい日が続く予想です。本格的な冬はまだ先となりそうです。

寒気の影響受けにくく、高温傾向 北海道~北陸は日差し多い

気象庁はきょう(5日)最新の1か月予報を発表しました。それによりますと、向こう1か月の気温は高い予想です。また、北海道や東北、北陸は平年と比べて、曇りや雨・雪の日が少ない予想です。これは平年よりも大陸の高気圧が弱く、日本付近は北日本を中心に平年より気圧が高いため、寒さや雪をもたらす寒気が日本付近に入りづらいためです。雪や厳しい寒さなど本格的な冬の訪れはまだ先となりそうです。

1週目(11月7日~13日) 冬のような寒さは一時的

週ごとに気温や天候の傾向をみていきます。

来週は、週の前半、日本付近は冬型の気圧配置となって寒気が流れ込んでくる予想です。そのため北日本では雪の降る所があり、11月下旬から12月上旬並みの寒さとなりそうです。ただ、週の半ば以降は一転、日本付近は暖かい空気に覆われそうです。全国各地に「高温に関する早期天候情報」が発表されていて、北海道では12日(木)ごろから、東北、北陸、東海、中国、四国、九州北部・南部、奄美、沖縄は13日(金)ごろから、関東甲信と近畿は14日(土)ごろから、かなりの高温が予想されます。農作物の管理などに注意が必要です。

天候は、一時的に冬型の気圧配置となるため、北日本・東日本の日本海側は、平年と同様曇りや雨・雪の日が多いでしょう。北日本~西日本の太平洋側と、西日本の日本海側は高気圧に覆われやすく、平年に比べて曇りや雨の日が少なく、晴れる日が多いでしょう。沖縄・奄美は、湿った空気の影響を受けて、平年より曇りや雨の日が多い予想です。

2週目(11月14日~20日) 全国的に気温は「かなり高い」

2週目は、気温は全国的にかなり高くなる予想です。上空1500メートル付近の気温は全国的に平年と比べて3度くらい高く、暖かい空気に覆われるでしょう。紅葉の色づきも少し遅れるかもしれません。

日本付近は北日本を中心に高気圧に覆われやすく、なかなか冬型の気圧配置とはならなそうです。そのため、北日本と東日本の日本海側は平年と比べて、曇りや雨・雪の日が少ないでしょう。西日本の日本海側は平年同様、曇りや雨の日が多くなりそうです。一方、東日本・西日本の太平洋側は、湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて晴れる日が少ない予想です。沖縄・奄美は、平年に比べて曇りや雨の日が少ないでしょう。

3~4週目(11月21日~12月4日) 引き続き、高温傾向

3週目から4週目にかけては、気温は2週目ほど高くないものの、引き続き、高温の傾向です。なかなか冬本番の寒さとはならなそうです。

天候は、各地とも平年のような傾向が予想されます。太平洋側の地域は晴れる所が多く、日本海側の地域では曇りや雨・雪の日が多くなるでしょう。沖縄・奄美は、曇りや雨の日が多くなりそうです。

【北日本】北海道・東北地方

【東日本】関東甲信・北陸・東海地方

【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部

【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方