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この週末、月と木星・土星が接近、国際宇宙ステーション「きぼう」が見られるチャンスも。気になる天気は、東北の太平洋側や、関東から九州、沖縄は、広く晴れそうです。ただ、晴れると、朝晩は冷えるので、暖かくして空を見上げてみてください。

月と木星・土星 コラボのチャンスは 日曜頃まで

この週末は、秋の空に、ぜひ注目です。

まず、日の入り後、1時間くらい経って、暗くなってくると、木星と土星が近づきながら輝きます。さらに、木星と土星だけではなく、2つの惑星の近くには、上弦の頃の月が見えて、明るい3つの天体が集まっている光景が楽しめそうです。

方向は、南から少し西よりの空で、23日金曜は、月は2つの惑星とかなり接近してみえるでしょう。24日土曜以降は、月は2つの惑星からだんだん離れていきますが、25日日曜頃までは、共演が続きます。暗くなったばかりの空でコラボする3つの天体を、ぜひ、楽しみたいものです。

「きぼう」も 見られるチャンス

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秋の空で注目すべきは、夜空を飾る月や星だけではありません。

この土日は、「きぼう」/国際宇宙ステーション(ISS)を見られるチャンスです。

国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された実験施設で、「きぼう」とは、その中の日本実験棟の名前です。ISSはサッカー場くらいの大きさで、条件が揃えば地上から肉眼で見ることができます。

各地の最大仰角の時刻と、見える方角です。

24日土曜は、5時20分頃から24分頃にかけてが、見られるチャンスです。場所は、九州から北海道にかけての日本海側を中心に「丸」や「二重丸」です。

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25日日曜は、4時34分頃から36分頃にかけて、近畿から北海道を中心に、見られるチャンスがあります。

どのように見えるかと言いますと、「きぼう」は、とても明るい光がすーっと移動して、流れて行くように見えます。望遠鏡などを使うと、視野が限定されてしまい、見逃す可能性がありますので、肉眼で広い範囲を探すのが良さそうです。事前に「きぼう」が見える方向を確認しておき、どのあたりを通っていくのか、思い描いておくと、見つけやすいでしょう。

土日とも、この時刻の2~3分前から見え始める所が多くなっていますので、早起きをして、空を見上げてみてはいかがでしょうか。

気になる 天気は? 注意点は?

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気になる天気ですが、北海道は、土日とも曇りや雨で、標高の高い峠や山間部などで雪が降る所もあり、あいにくの天気でしょう。一方、東北や関東から九州、沖縄は、土日とも、太平洋側を中心に、良く晴れそうです。

ただ、注意点は、東北や関東から九州では、良く晴れるぶん、朝晩はグッと冷えることです。

月と木星・土星がコラボする頃は、日が暮れたばかりで、昼間と同じ服装だと、ヒンヤリと感じられそうです。また、「きぼう」が見える時間は、2日間とも、一日の中で最も冷える時間帯です。いずれも、空を見上げる方は、暖かい上着を用意して、楽しんでください。