メイン画像
メイン画像

土日は、低気圧の発達次第で、北海道は大荒れの恐れがあります。関東から沖縄では、広く晴れて、東京は久しぶりに「降水なし」の土日になりそうです。来週は秋晴れの続く所が多く、紅葉が見ごろの所では青空とのコントラストを楽しめそうですが、朝晩と日中との「気温差」に注意が必要です。

天気のポイント 1つめは?

画像A
画像A

この先1週間、天気のポイントは2つあります。

1つめは、「北海道は、土日は、大荒れの天気になるおそれがあること」です。低気圧が、24日土曜にかけて、発達しながら北海道の北へ進むでしょう。さらに、この低気圧は、25日日曜にかけて、動きが遅くなる予想です。低気圧の発達次第では、「北海道は、24日土曜は風が吹き荒れるおそれ」があり、低気圧の動きが遅いと、「25日日曜にかけて、大荒れの天気が長く続くこと」が考えられます。暴風や高波に警戒が必要です。

また、24日土曜夜から25日日曜朝にかけて、北海道の上空約1500メートルには、11月上旬並の寒気が入る予想です。このため、北海道の渡島・檜山地方では、24日土曜夜から25日日曜朝にかけて、標高の高い峠や山間部などで雪が降り、積雪状態となるおそれがあります。積雪や、路面の凍結による交通機関への影響にも、十分ご注意ください。

天気のポイント 2つめは?

画像B
画像B

一方、東北の太平洋側や、関東から沖縄では、24日土曜以降は広く晴れるでしょう。東京都心では、先週まで、7週間連続して、土日に「降水」を観測していましたが、この土日の降水確率は10%以下です。久しぶりに土日とも、傘を持たずに、身軽にお出かけできるでしょう。

ただ、ポイントのもう1つは「朝晩と日中との気温差が、大きくなること」です。晴れる夜は、放射冷却が強まるので、気温がグッと下がります。

「放射冷却」とは、「物が外へ熱を出して、冷えること」です。例えば、布団をかけて寝ると、体から外へ熱が逃げにくいですが、布団をかけないで寝ると、体から外へ熱がどんどん逃げてしまいます。これと同じで、雲があれば、布団と同じ役目をしてくれますので、地面近くの熱が空へ逃げにくいのですが、晴れて雲がないぶん、地面近くの熱がどんどん逃げてしまうのです。

関東から九州では、24日土曜以降、最高気温が20度前後と、昼間は過ごしやすい陽気の日が続きますが、最低気温は12度前後の所が多い予想です。気温が5度違うと、服装1枚分に相当すると言われています。紅葉狩りなど、お出かけの方は、上手に調節できるよう、服装選びにお気を付けください。