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今日(9日)の朝の北海道付近には高気圧が張り出し、各地で割合晴れました。晴れて放射冷却が効いた影響で、今朝の最低気温は各地で下がり、富良野市麓郷では氷点下0.2℃と、道内では今シーズン初めての冬日(最低気温が0℃未満の日)となりました。なお、1976年のアメダスが整備されて以降、観測史上2番目に遅い氷点下初日となっています。

なお、数値は速報値で、後日修正される可能性があります。

今シーズン初めての冬日

今朝の北海道付近は、移動性高気圧に覆われ、道北の一部で曇った他は、広く晴れました。さらに内陸を中心に放射冷却が効いた影響で、各地とも気温が下がりました。

朝7時までの気温では、116カ所で今シーズン一番の冷え込みとなりました。最も気温の下がった所では富良野市麓郷で氷点下0.2℃と、道内では今シーズン初めて冬日となりました。

また、十勝地方のぬかびら源泉郷でも氷点下0.1度、後志地方の喜茂別では0.0度と3地点で氷点下の気温となり、各内陸の地域で強い冷え込みとなっています。

札幌でも7.3度と今シーズン最も寒い朝となっています。

なお、初冬日の観測は、昨シーズンは9月26日に標茶でした。昨年より2週間ほど遅い観測となりました。

例年では9月下旬頃には初氷点下の観測となっています。

氷点下となったのは2番目の遅さ

各年の最初に氷点下となった日を調べると、今年の観測は、1976年のアメダスが整備されて以降、史上2番目に遅い観測となりました。昨年までの最も遅い記録は2000年で10月11日(ぬかびら源泉郷で氷点下1.1度)でした。

2番目は1994年の10月9日(陸別で0.0度)だったので、この記録と同じとなります。

日中は20度以上に?

朝は気温が下がりましたが、日中は気温が上がります。各地で日差しがあり、青空が広がるため、日中は全般に18℃前後まで上がるでしょう。太平洋側の一部では20度以上となる所もありそうです。

朝晩と日中の気温差が15℃以上となる地点もありそうです。気温変化で体調など崩さないよう、服装の調節などを心掛けて下さい。

なお、夜は道南方面では天気が崩れ、雨が降り出す見込みです。お帰りの時間には、雨具が必要となる地域も出てくるでしょう。