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向こう1か月は、前半は気温が平年よりやや高くなりますが、後半は平年並みの気温となる見込みです。そのため、10月の終わり頃にはいよいよ平地でも雪となる可能性があります。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。

10月10日~16日 峠で雪の恐れ

これまでの北海道は季節の歩みは遅く、札幌では8日朝、ようやく今シーズン初めて最低気温が10度を下回りました。これは統計史上3番目に遅い記録です。

今週末から週明けにかけては再び冷え込みが弱まりますが、来週半ばには上空に強い寒気が流れ込む見込みです。

その影響で、標高の高い山間部や峠では雪やみぞれとなる恐れもあります。朝晩に峠を通る予定がある場合などは、そろそろ冬タイヤの用意をしておいた方がよさそうです。

10月17日~23日 季節いったん足踏み

17日からの一週間は気温が平年より高くなる予想となっています。

平年であれば、10月17日に旭川、18日に稚内で初雪となるなど、平地で雪が降り始めてもおかしくない時期となりますが、今年はこの期間は寒気が入りづらく、平地の雪の可能性は低くなっています。季節の歩みは足踏みとなりそうです。

(札幌を除く7つの気象台、測候所では今年から初雪の観測が目視から機械による自動観測に変わり、平年日が変更されています)

10月24日~ いよいよ平地でも雪か

上記2地点に加え、札幌や網走で10月28日、函館で10月29日、室蘭で10月30日など、平年では続々と初雪の便りが届く頃になります。

今年は西高東低の、いわゆる冬型と呼ばれる気圧配置になる日が多く、気温はほぼ平年並みと寒気が例年通りに入ってくる予想となっています。

10月の終わり頃になると、いよいよ平地での雪の便りが届き始めそうです。冬への準備は少しずつ始めておいた方がよさそうです。