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向こう1か月は、気温は平年より高めで経過する見込みですが、秋の深まりとともに朝晩の気温差は大きくなり、平地でも紅葉の色づきが濃くなってくるでしょう。そして、少しずつ冬の便りも増えてきそうです。

(10月3日~9日) 前半はぐずついた天気 後半は寒気が入る日も

今日(1日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。明日(2日)は雲が広がりやすく、日差しの物足りない地域が多くなるでしょう。3日から5日にかけては太平洋側を中心に雨が降りやすく、5日はまとまった雨になる所もありそうです。その後は晴れ間の出る日がありますが、上空の寒気が強まる日もある見込みです。旭岳では9月26日に初冠雪を迎え、利尻山では10月3日に初冠雪の平年日となります。上空の寒気が特に強まる6日から7日頃には、標高の高い山で雪から便りがあるかもしれません。

(10月10日~16日) 平地でも紅葉深まる

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北海道付近は、高気圧と低気圧が交互に通る秋の気圧配置の日が多くなりそうです。周期的に天気が変わり、太平洋側やオホーツク海側を中心に広い範囲で秋晴れとなる日もあるでしょう。平均気温は平年より高めの予想ですが、朝晩と日中の気温差は大きくなり、旭川など最低気温の平年値が5度を下回る所も増えてきます。この頃になると、平地でも紅葉を楽しめるようになってきます。今日(1日)、日本気象協会では第一回「紅葉色づき予報」を発表しました。全国的に紅葉の色づきは平年より遅めですが、10月も中旬になると、札幌市南区の定山渓温泉や、渡島地方の七飯町にある大沼国定公園などで紅葉が見頃を迎えそうです。

(10月17日~30日) 冬の気配 初雪の便りも?

高気圧と低気圧が交互に通り、西高東低の気圧配置となる日もあるでしょう。冬の気配を感じる日が出てきそうです。初雪の平年日は稚内で10月18日、旭川で17日、札幌と網走は28日です。この頃になると初雪の便りが届く所があるかもしれません。また、標高の高い峠付近では路面が凍結しやすくなってくる時期です。車で峠越えをする方は、早めに冬タイヤの交換や、タイヤに装着するチェーンの準備などを済ませておくと安心です。