メイン画像
メイン画像

1日の夜は「中秋の名月」。見られる可能性は西ほど高いですが、雨の降っている関東も、雲の間から月を愛でるチャンスがありそう。ぜひ、夜空を見上げてみてください。

1日夜の天気は?

画像A
画像A

きょうは「十五夜」で「中秋の名月」です。「中秋の名月」とは、旧暦8月15日の夜に見える月で、一年の中で、最も美しい月と言われています。中秋の名月は、農業の行事と結びついていて、「芋名月」と呼ばれることもあります。この中秋の名月には、ススキやお団子をお供えして、丸い月を楽しむという方もいらっしゃると思います。

どこで月が見られるのか、1日夜の天気分布を見てみますと、沖縄や九州から東海、北陸は、広い範囲で晴れるでしょう。雲に邪魔されずに、月を眺められる所が多くなりそうです。

関東や東北も チャンスあり

画像B
画像B

そして、関東や東北南部も、チャンスがあります。1日の午前中は雲に覆われ、所々で雨が降っていましたが、天気は回復へ向かうでしょう。夜は、まだ雲が多いながらも、雲の間から月を愛でることができる所もありそうです。東北北部は、日本海側ほど、雲の切れ間もあるでしょう。秋の夜空を飾る「月と雲のコラボ」を、ぜひ、楽しんでみてください。

一方、北海道は曇りや雨で、お月見には、あいにくの天気でしょう。

ただ、今回の「中秋の名月」は満月ではありません。きょうが中秋の名月ですが、実際の満月は、あす2日と、日付が1日ずれていて、満月の時刻は、2日午前6時5分です。また、今年は10月に、満月が2回あります。2回目の満月は31日で、今年、地球から「最も遠い満月」です。北海道の方は、10月2回目の満月に期待したいですね。

中秋の名月 見るときの注意点は?

画像C
画像C

「中秋の名月」を見るには、西ほど条件が良いですが、注意が必要なのは「晴れる所は、グッと冷えること」です。晴れる夜は、放射冷却が強まるので、気温がグッと下がります。

「放射冷却」とは、「物が外へ熱を出して、冷えること」です。例えば、布団をかけて寝ると、体から外へ熱が逃げにくいですが、布団をかけないで寝ると、体から外へ熱がどんどん逃げてしまいます。これと同じで、雲があれば、布団と同じ役目をしてくれますので、地面近くの熱が空へ逃げにくいのですが、晴れて雲がないぶん、地面近くの熱がどんどん逃げてしまうのです。

「中秋の名月」を楽しむ方は、体を冷やさないよう、暖かくしてください。