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明日10月1日は十五夜です。十五夜といえばススキ。全国の気象台ではススキの開花を観測していますが、「ススキの開花」とは一体どのような状態を表すか知っていますか?

各地で続々とススキの開花を観測

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「十五夜(中秋の名月)」でも用いられ、秋をイメージさせる代表的な植物の一つ「ススキ」。

気象台が行う「生物季節観測」では、さまざまな植物や生物の観測を行っており、「桜の開花・満開」が春の訪れを表すのと同様に、夏から秋への季節の移り変わりを示す一つの基準として、各地の気象台では毎年「ススキの開花」の観測も行っています。

今年は早くも7月27日に、全国で一番最初に仙台でススキの開花を観測。

その後8、9月に全国各地で開花が観測され、今日30日には、高知で平年より39日遅く、昨年より4日遅くススキの開花を観測し、広島でも平年より11日遅く、昨年より6日遅くススキの開花を観測しました。

ところで「ススキの開花」って?

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さて、「ススキの開花」と聞いて、皆さんはどのような状態を思い浮かべるでしょうか。

ススキの花は、茎の先端に房状になって咲きます。気象台では、ススキの開花日を「葉鞘(ようしょう)から抜き出た穂の数が、穂が出ると予想される全体の20%に達したと推定される最初の日」と定めています。

そして晩秋になると、この花が綿毛のついた種子に変わり、白くてふわふわしたススキになります。

十五夜のお天気は?

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明日1日の十五夜は、関東や東北はあいにくの空模様となりそうですが、西日本を中心にお月見が期待できそうです。ぜひススキを用意して、秋の夜空を眺めてみてはいかがでしょうか。

参考:石垣島地方気象台 https://www.jma-net.go.jp/ishigaki/