メイン画像
メイン画像

敬老の日の日本列島。朝の最低気温は、西日本を中心に10℃以下の所が続出し、10月中旬並みになった所もありました。東京都心では約2か月ぶりに、20℃未満になり、あすの秋分の日に合わせたかのように、各地で秋の深まりを感じさせる朝になりました。

各地で秋色 富士山には冬の足音

けさの東京都心は、北東からの湿った空気に覆われて、昨夜から雨が降りました。午前9時までの最低気温は19.7℃まで下がり、7月18日以来、およそ2か月ぶりに20℃を下回りました。

一方、大陸からやや冷たい空気を持った高気圧に覆われた九州から近畿地方にかけての西日本各地では、平年を下回る最低気温になった所が多く、岡山、広島、島根、鳥取、山口の各県内の中国山地周辺と大分、宮崎、鹿児島各県の盆地や標高が高い所では、軒並み10℃を下回る寒いくらいの朝になりました。

けさ10℃を下回ったのは、富士山を除いて全国で一番低かった広島県庄原市高野で6.2℃、次いで本県南阿蘇村で6.8℃、鳥取県日南町茶屋で7.2℃、島根県浜田市弥栄で7.5℃、宮崎県五ヶ瀬町鞍岡で7.6℃などでした。

また、日本最高峰富士山でも、昨夜からけさにかけては冷え込みが強まり、昨夜9時過ぎにマイナス5.6℃を観測し、5月31日以来、およそ3か月半、110日ぶりにマイナス5℃以下になりました。富士山には秋色の山麓より、ひと足早く冬が近づきました。