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北海道の十勝岳で、14日午前8時51分頃から約5分間の火山性微動を観測しました。噴火警戒レベルは「1(活火山であることに留意)」が継続しています。

火山活動の状況

気象庁によりますと、北海道の十勝岳で、14日(月)午前8時51分頃から火山性微動を約5分間観測し、この火山性微動に対応して傾斜変動を観測したとのことです。なお、この時間帯の噴煙の様子には変化はありませんでした。

また、火山性微動発生後、振幅の小さな火山性地震が増加しています。

十勝岳では、火山活動がやや高まった状態になっていますので、今後の火山活動の推移に注意が必要です。

噴火警戒レベルは「1(活火山であることに留意)」が継続

十勝岳では、今年2月から3月にかけて火山性地震の増加や、6月に62ー2火口内の地熱域の拡大と火口温度の上昇などが確認されていましたが、今回、およそ3か月ぶりに情報が発表されました。

気象庁は、現在、噴火警戒レベルは引き続き「1(活火山であることに留意)」を継続としています。

活火山であることから、火口内に影響する程度の突発的な噴出現象が発生する可能性がありますので、地元自治体などの指示に従って火口付近などの危険な地域には立ち入らないようにしてください。