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きょうの北陸地方は、南よりの風が山を越えて吹きおろすフェーン現象により、記録的な暑さとなった地点がありました。新潟市内では朝から青空が広がり、遠くの山や佐渡島もよく見えました。あす4日(金)から5日(土)はいったんフェーン現象による猛暑は落ち着きますが、台風10号が近づく日曜日以降は再び猛暑となるおそれがあります。

フェーンで気温が上がり、記録的な高温に

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きょう3日(木)は、台風9号が日本海西部を北上しました。北陸地方では台風9号(15時に温帯低気圧に変わりました)に向かって南よりの風が吹き、フェーン現象となって記録的な暑さとなりました。北陸地方では新潟県や石川県能登を中心に気温が上がり、15時までの最高気温は新潟県三条市で40.4℃、新潟県胎内市中条で40.0℃など、9月としては全国で初めて40℃を超え、記録的な高温となりました。そのほかの地域も猛暑日の所が多く、すでに9月ですが新潟県では今年の最高気温を記録した地点が多くなりました。

4日(金)と5日(土) 猛暑日の地点は減るが、蒸し暑い

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4日(金)から5日(土)にかけては、台風9号から変わった温帯低気圧からのびる寒冷前線が日本海から近づく見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となるでしょう。このため雲が広がりやすく、午後を中心に雨が降り、雷を伴って雨脚の強まる所もありそうです。お出かけの際には傘をお持ちください。洗濯物は部屋干しが良いでしょう。

4日(金)から5日(土)にかけては、猛暑は落ち着きますが、最高気温は33℃前後となりそうです。湿度が高く、蒸し暑くなりそうですので、引き続き熱中症に警戒が必要です。

台風10号の影響は 強風と猛暑のおそれ

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台風10号は、3日12時現在、日本の南を北上しており、12時の時点の予報では、この先勢力を強めながら北上を続け、6日(日)に西日本に近づく見込みです。

北陸地方では、台風の近づく6日(日)の午後から、福井県を中心に南よりの風が強まりそうです。なお、台風が予報円の東よりを進んだ場合など、北陸地方の広い範囲で風が強まるおそれがあります。最新の台風情報を確認するようにしてください。植木鉢や園芸用品、ベランダに置いた物など飛びやすいものを片付けて、念のため強風に対する備えをしておくと良いでしょう。

また、南よりの風が強まることで、再びフェーンとなる可能性があります。6日(日)から8日(火)ごろにかけては、猛暑日となる所が多くなるでしょう。夜間の気温も25℃以上の熱帯夜の所が多くなりそうです。水分をこまめに補給したり、夜もエアコンを適切に使ったりして、熱中症対策を行ってください。

(注)日付を修正しました。