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昨夜、非常に強い勢力で対馬海峡を北上した台風9号は、現在、日本海西部をさらに北上して九州から離れつつあります。一方、日本の南海上の台風10号が今後猛烈な勢力に発達し、6日(日)から7日(月)にかけて特別警報級の勢力で九州に接近する恐れがあります。台風10号への備えを進めておく必要があります。

台風一過の九州 強風や高波に引き続き注意を

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昨夜は、台風9号が非常に強い勢力で対馬海峡を北上。九州北部は、きょう3日未明にかけて長崎県を中心に暴風が吹きあれ、対馬市厳原では46.2m/s(3日00時52分)の非常に強い風が観測されました。その台風9号は、きょう3日午前3時に朝鮮半島へ上陸し、現在は日本海西部をさらに北上して、九州から離れつつあります。九州は晴れ間が出ている所も多く、天気は持ち直してきていますが、まだ全般に南寄りの風が強く、海上はしけが続いている所があります。きょう3日も、引き続き強風やうねりを伴った高波に十分な注意が必要です。台風9号は、今夜には中国東北区で温帯低気圧に変わる見込みです。

台風10号 6日(日)から7日(月) 特別警報級の勢力で九州に接近のおそれ

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台風10号は、きのう(2日)から急速に発達しており、きょう(3日)午前9時には強い勢力で日本の南海上を西よりに進んでいます。台風10号は、あす(4日)には非常に強い勢力に発達、さらに5日(土)から6日(日)には猛烈な勢力となって大東島地方や奄美地方に接近。7日(月)にかけて特別警報級の勢力で九州に接近する恐れがあります。

台風10号の接近前から降りだす雨 早めの備えを

九州は、台風10号の接近前、5日(土)から雨が降りだし、7日(月)にかけての総雨量がかなり多くなる恐れがあります。また、風は6日(日)から次第に強まり、7日(月)は記録的な暴風や高波、高潮など、大荒れの天気となる恐れがあります。自宅周辺に、土砂災害や浸水、洪水の危険があるかどうかハザードマップなどであらかじめ確認し、避難が必要と判断した場合は台風の接近前に身の安全を確保しておく必要があります。停電や断水などへの備えも欠かせないでしょう。今後も最新の台風情報に十分注意し、早め早めに備えるよう心掛けてください。