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台風9号は急速に勢力を強めながら北上し、9月2日(水)から3日(木)にかけて九州に接近するおそれがあります。進路にあたる海域の海面水温が高いため、台風は非常に強い勢力に発達することが予想され、九州は大荒れの天気となるおそれがあります。

非常に強い勢力で九州接近のおそれ

台風9号は、29日午前9時現在、フィリピンの東の海上にあって、ほとんど停滞しています。

台風は今後、急速に発達しながら北上し、31日(月)から9月1日(火)にかけて沖縄に接近する見込みです。その後、東シナ海を北上しながら進路をやや東寄りに変え、9月2日(水)から3日(木)にかけて九州に接近するおそれがあります。9月2日(水)午前9時の時点で、中心気圧935hPa、最大風速50メートル、最大瞬間風速70メートルの非常に強い勢力が予想されており、九州は大荒れの天気となるおそれがあります。

海面水温高く、台風が発達しやすい状況

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台風9号がこれから進む沖縄の南から東シナ海にかけての海域は現在、海面水温が29~30度と高い状態が続いています。

一般に、台風は海面水温が27度程度以上の海上で、勢力を維持あるいは発達します。台風9号はそれを大きく超える海面水温の海域を北上するため、急速に勢力を強めることが予想され、非常に強い勢力のまま九州に接近するおそれがある状況となっています。

今後の台風情報に注意を

台風9号の進路や勢力、接近のタイミングの予想は今後も変わることがあります。

九州に大きく影響するおそれがありますので、今後の台風9号の情報に十分ご注意ください。