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向こう一週間の中国地方は、8月中は夏空と厳しい暑さが続き、9月になっても山陰を中心に35度以上の厳しい暑さが現れる見込みです。

これは、強い日差しが照りつけることに加え、山陰地方では気温の上昇を抑える海からの風が吹きにくいことが大きな原因です。

しかも、来週の火曜日から水曜日にかけては、熱帯低気圧(あるいは台風)が九州の西の海上を北上し、今週のように記録的な暑さをもたらす可能性もあります。

週末にかけて熱中症に厳重警戒

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あす(28日)から週末にかけては、日本の東の海上に中心を持つ太平洋高気圧が、本州の南の海上から西日本付近へと勢力を広げる見込みです。

中国地方は多少雲が広がるくらいで、全般に夏らしい天気が続くでしょう。

日本海や大陸にある低気圧に向かって南寄りの風が吹くため、山陰ではフェーン現象も加わって猛烈な暑さになる見込みです。

山陽の沿岸部と山陰では夜も気温が下がりにくいため、一日を通して熱中症には厳重な警戒が必要です。

来週は再び熱帯低気圧の動向に注意

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27日午後2時30分の雲の様子を見ると、フィリピンの東の海上(赤い丸で囲んだ部分)にはたくさんの雲があり、次第にまとまりつつあります。

27日午前9時の天気図では、フィリピンにある低圧部(気圧の低い部分)に伴うものですが、今夜には雲が渦を巻くようになり、熱帯低気圧になる見込みです。次第に台風へと発達する可能性が高く、その後は台風8号と似通ったようなコース(南西諸島→東シナ海→朝鮮半島)を北上するでしょう。

ただ、進路についてはまだ不確定な要素が多く、中国地方への影響もはっきりしませんが、今後の情報にはお気をつけください。