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12日、九州から関東にかけて、所々でカミナリ雲が発生しています。この後も、雨雲が発達しやすく、急な雨や雷雨に注意が必要です。

関東北部で1時間に30ミリ以上の激しい雨を観測

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12日、九州北部から関東を中心に、昼頃から大気の状態が不安定になっており、所々でカミナリ雲が発生しています。正午ごろ、栃木県鹿沼市で1時間に31.0ミリ、佐野市豊代で30.5ミリ、昼過ぎに埼玉県越谷市で46.0ミリの激しい雨を観測しました。

※14時10分までに越谷市では1時間に62.5ミリの非常に激しい雨、さいたま市では32.0ミリの激しい雨を観測しています(14時15分追記)。

カミナリは、大気中で大量の正負の電荷分離が起こり、放電する現象です。放電する際に発生する音が雷鳴で、光が電光です。雲と地上の間で発生する放電を対地放電(落雷)といい、雲の中や雲と雲の間などで発生する放電を雲放電といいます。

夜のはじめ頃にかけて天気急変に注意

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九州から東北南部を中心に、夜のはじめ頃にかけて天気の急変に注意が必要です。急にカミナリが鳴り、激しい雨が降る所があるでしょう。関東北部の山沿いでは、非常に激しい雨が降る所がある見込みです。カミナリ雲の下では、竜巻などの突風が発生する恐れもあります。急に空が暗くなる、急に冷たい風が吹いたら、天気急変のサイン。このような場合は、屋外での活動は危険ですので、建物の中など、安全な場所に移動して下さい。