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夏の風物詩「ペルセウス座流星群」が、12日深夜から13日未明に見ごろになります。条件が良い所で、1時間あたり30個ほど流れ星が見られると期待されます。気になる天気は?

ペルセウス座流星群ピークへ

2020年のペルセウス座流星群の活動は、12日22時ごろピークを迎えると予想されています。夜半を過ぎて薄明に近づくにつれて流星の数が多くなると考えられ、空の暗い場所で観察すると、見られる流星の数は最大で1時間あたり30個程度と予想されます。

流星群の流れ星は、天球上のある点の付近を中心として四方八方に放射状に流れるように見えます。この点を放射点と呼び、放射点の位置する(または放射点の近くの)星座や恒星の名称が流星群の名前として付けられます。ペルセウス座流星群の場合はペルセウス座のあたりに放射点があるので、この名前で呼ばれています。

流星は放射点の方向だけに現れるのではなく、空全体に現れます。いつどこに出現するかは分かりませんので、なるべく空の広い範囲を見渡すようにしましょう。また、次第に月が昇ってきます。月は視界に入らないようにすることをお勧めします。目が屋外の暗さに慣れるまで、最低でも15分ほどは観察を続けるとよいでしょう。レジャーシートを敷いて地面に寝転ぶなどすると楽に観察できます。

今夜の天気は?

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12日夜は、日本の南の高気圧の周辺を回って、日本海から本州付近に湿った空気が流れ込む見込みです。九州から東北の日本海側を中心に雲が広がるでしょう。太平洋側や北海道では、見られる所がありそうです。ただ、関東付近は雲が多く、星空観察にはあいにくの天気でしょう。

九州から関東では、夜遅くなっても、気温は25℃を下回らない所が多い見込みです。こまめに水分補給をするなど、夜でも熱中症対策をとって下さい。