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きょう8月7日は「立秋」。暦の上では秋ですが、一年で暑さが最も厳しくなるころです。8月8日から10日にかけての三連休は、近畿地方では厳しい暑さに加え、湿気も多くなりますので、熱中症には厳重な警戒が必要です。

暖かく湿った空気の流れ込みが続く

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三連休の期間中は、太平洋高気圧の中心が日本より少し東の海上に位置するため、近畿地方には高気圧の縁をまわって暖かく湿った空気が流れ込みやすい見込みです。空気が湿っていると、体に湿気がまとわりつき、熱がこもりやすくなります。日差しが弱く、気温がそれほど高くなくても、湿気が多いと熱中症にかかるリスクがあります。適切にエアコンを使ったり、人との距離が十分保てる場合は適宜マスクを外すようにするなどの対策を行ってください。

湿度のからくり

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空気の中に含まれる水蒸気の量は、気温によって変動します。気温が高い方が含むことのできる水蒸気の量が多くなります。例えば、気温が35度で湿度50%、気温が15度で湿度50%の場合を比べると、同じ湿度でも気温が35度のときの方が水蒸気の量が多くなります。湿度計の数字が大きくなくても、蒸し暑く感じられるときは、熱中症に十分注意をしてください。