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向こう1か月は、太平洋高気圧からの湿った暖かい空気が流れ込みやすくなります。気温は平年より高めで経過し、湿度も高く、「北海道らしくないな」と感じる蒸し暑い日が多くなりそうです。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。

1週目(8月8日~14日) お盆もすっきりしない天気

6日木曜日に、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。

7日金曜日は、台風4号から変わった低気圧が北海道付近を通過する影響で、全道的に雨が降る見込みです。低気圧に近い日本海側北部を中心に、大雨や暴風など大荒れの天気となる恐れがあるため、厳重な警戒が必要です。

週末は天気がいったん回復し、晴れ間の出る所もありますが、週明けからは前線や低気圧の影響によって、曇りや雨の日が多くなるでしょう。お盆の前半も、すっきりしない天気となりそうです。また、各地で気温が高く、猛暑日や熱帯夜となることもあるかもしれません。

2週目以降(8月15日~21日) 日本海側では日差しが少ない

お盆の後半も、曇りや雨の所が多くなりそうです。その後も天気は数日の周期で変わりますが、日本海側では平年に比べて晴れの日が少ないでしょう。

北海道付近に夏の太平洋高気圧の縁辺から暖かく湿った空気が流れこむこと、日本海側を中心に気圧の谷の影響を受けやすいことが原因となります。これらの影響で、気温は平年並みの予想ですが、湿った空気の影響を受け空気はジメジメ、ムシムシと感じられそうです。

3~4週目(8月22日~9月4日) 気温は高く、残暑もありそう

平年と同様に天気は数日の周期で変わるでしょう。気温は平年並みか高く湿度も高いため、蒸し暑さを感じる日が多くなりそうです。

特に今年の夏は、これまでと異なる生活環境下にあることから、例年以上に熱中症など健康管理への対策が必要となっています。喉が渇いていなくても意識的に水分補給をする、屋外で人と十分な距離を確保できる場合にはマスクを外すなど、暑さへの工夫が必要です。