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あす(24日)は、九州北部では局地的に滝のような雨に。26日(日)にかけて梅雨前線の活動が活発になり、西日本では雨の降る時間が長く、総雨量も多くなりそう。

九州 朝から非常に激しい雨の所も

九州北部は、すでに大雨になっている所があります。きょう(23日)の朝、長崎県対馬市厳原では1時間に73.0ミリの非常に激しい雨が降り、午後5時までの12時間に164.5ミリの雨が降っています。これは7月の平年1か月に降る雨量の約50%が、わずか半日で降ったことになります。

今回の大雨の特徴は【長い時間 雨が降り続く】ことです。

九州や四国 雨量が増える

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今夜は九州北部に活発な雨雲がかかりますが、あすは中国地方や四国にも広がります。九州や四国で特に雨量が多くなるでしょう。

あす24日(金)には朝鮮半島付近に低気圧が進み、本州付近には前線が停滞します。低気圧や前線に向かっては暖かく湿った空気が流れ込み、前線の周辺では雨雲や雷雲が発達するでしょう。風がぶつかるような所では、局地的に滝のような非常に激しい雨が降りそうです。

東日本でも 大雨に警戒

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あす24日(金)の午後は東日本でも雨脚が強まります。25日(土)から26日(日)は同じような場所に前線が停滞する予想です。記録的な大雨による大きな被害が出た岐阜県や長野県にも発達した雨雲がかかり続けるおそれがあります。

この4連休は九州から東北の広い範囲で雨が降り、西日本と東日本は大雨による災害発生の危険度が高まるでしょう。家の中にいることが危険な場合もあります。早め早めの避難を心がけて下さい。

予想降水量

【予想降水量】

●あす24日夕方までの24時間(多い所)

九州北部 300ミリ

九州南部 180ミリ

四国 150ミリ

中国地方 100ミリ

●あさって25日夕方までの24時間(多い所)

九州北部、九州南部、四国 200ミリ~300ミリ

中国地方 100ミリ~200ミリ

北陸 100ミリ~150ミリ

土砂災害やアンダーパスなどの低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒・注意して下さい。