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九州~関東甲信の梅雨明けは、8月になる地方もありそう。更にポイントは、気温の変化です。最新の1か月予報をまとめました。

広い範囲で「大雨と日照不足」 南は「熱中症」に注意

気象庁は23日に「1か月予報」を発表しました。

これによりますと、北・東・西日本では、この先1か月のうち、期間のはじめは「降水量が多く、日照時間の少ない」状態が続く所がありそうです。九州から東北にかけては、今年の7月は曇りや雨の日が多くなっていますが、この状態はまだ続くでしょう。農作物の管理などに、十分な注意が必要です。

一方、梅雨明けしている沖縄・奄美では、この先1か月のうち、期間の前半は、気温がかなり高くなる可能性があります。沖縄地方では7月29日頃から、奄美地方では7月31日頃から「かなりの高温」が予想されていて、「高温に関する早期天候情報」も発表されています。高温により、農作物に被害がでる恐れがありますし、熱中症の危険度が高い状態も続きそうです。万全な対策を心掛けてください。

【7月25日~31日】西・東日本 梅雨明けは まだ?

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まだ、梅雨明けしていない地方では、「梅雨明けが、いつになるのか」気になっている方も大勢いらっしゃるはずです。そこで、週ごとに詳しくみてみます。

7月25日~31日は、夏の主役となる「太平洋高気圧」は、本州付近で強まるのではなく、日本の南で強くなるでしょう。一方、オホーツク海にも、高気圧がみられそうです。そのため、東・西日本を中心に、前線や湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて、晴れの日が少なくなり、梅雨明けが更に遅れる可能性があります。

九州南部から関東甲信地方では、7月中に梅雨明けの発表がなく、「梅雨明けが8月にずれ込む」地方もありそうです。西日本では、この週に梅雨明けする可能性もありますが、たとえ梅雨明けしたとしても、いつもの年のように、夏空は続かないでしょう。広い範囲での「本格的な夏」は、まだ先になりそうです。

そして、この週のポイントは、何と言っても「気温」です。北・東・西日本は「低温傾向」で、特に東・西日本の気温は「平年より低い」予想になっています。平年ですと、7月下旬といえば「1年で最も暑い頃」という所が多いですが、今年はちょっと違います。ただ、沖縄・奄美だけは、日差しが暑すぎるので、体調を崩さないよう、お気をつけください。

【8月1日~7日】夏空の所が増えるが 急な暑さに注意

8月1日~7日は、全国的にこの時期らしい天候で、東・西日本と沖縄・奄美では、平年と同様に「晴れる日」が多くなるでしょう。いよいよ梅雨明けという地方が増えそうです。ただ、東北の太平洋側と、関東甲信地方では、湿った東よりの風の影響で、雲が広がりやすい日もあるでしょう。

そして、この週のポイントは「急に暑くなること」です。北・東・西日本では、前週までの低温傾向は、解消しそうですが、東・西日本では、梅雨寒から、一気に、この時期らしい暑さになるでしょう。今年は、ステイホームが呼びかけられていたこともあり、体が暑さになかなか慣れていない状態でいたところ、急に暑くなるので、気温の変化に注意が必要です。

【8月8日~21日】マスク生活の中で 厳しい残暑

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8月8日~21日は、天候は、全国的に平年と同じ傾向になりそうです。北日本では、天気は数日の周期で変わるでしょう。東・西日本と沖縄・奄美は、晴れの日が多くなりそうです。

ただ、この期間のポイントは「残暑が厳しいこと」です。8月7日に「立秋」を迎え、この時期は、暦の上では秋になりますが、実際は、まだまだ暑さが続くでしょう。体にこたえる暑さとなりますので、マスクをしていても、こまめな水分補給を心掛けてください。

【北日本】北海道・東北地方

【東日本】関東甲信・北陸・東海地方

【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部

【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方