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きょう22日、気象庁から最新の3か月予報が発表されました。8月は全国的に厳しい暑さに。9月、10月も高温の傾向が続きそうです。

この先3か月の天候のポイント

この先3か月は、暖かい空気に覆われやすく、全国的に高温傾向です。平年と比べて特に気温が高くなると予想されるのが9月です。9月は残暑が厳しいでしょう。降水量は、北日本から西日本にかけてほぼ平年並みの予想ですが、沖縄・奄美では湿った空気の影響を受けやすく、平年並みか多い予想です。

8月 例年以上に熱中症に注意を

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九州南部から関東甲信にかけては、平年より梅雨明けが遅くなっています。梅雨明けすると、東日本、西日本、沖縄・奄美は晴れの日が多くなるでしょう。降水量は、特に東日本と西日本で、ほぼ平年並みの範囲ではありますが、少ない傾向です。ただ、8月は台風の発生数・接近数・上陸数いずれも1年で最も多い月です。昨年は日本各地で大雨被害が発生しており、台風の動向には常に注意が必要です。一方、北日本は天気は数日の周期で変わるでしょう。

平均気温は、北日本、東日本、西日本で平年並みか高く、沖縄・奄美では平年より高い予想です。強い日差しも降り注いで、8月は全国的に厳しい暑さとなるでしょう。毎年、熱中症対策が呼びかけられますが、今年はマスクを着用することが多く、喉の渇きなどが感じにくくなるため、より一層、熱中症に注意が必要です。暑い日の対策はもちろん、日々の運動などで体力作りをしておくことも、熱中症を予防するための方法の一つです。

9月 残暑が厳しい

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9月の天候は、全国的に平年と同じような傾向です。北日本、東日本、西日本日本海側では、秋雨前線の影響を受けるようになり、天気は数日の周期で変わるでしょう。西日本の太平洋側と沖縄・奄美は、平年と同様に晴れる日が多い予想です。

降水量は、前線の影響を受けやすい北日本と、太平洋高気圧の縁を回る湿った空気が流れ込みやすい沖縄・奄美では、ほぼ平年並みの範囲ではあるものの、多い傾向です。

平均気温は、北日本で平年並みか高く、東日本、西日本、沖縄・奄美で平年より高い予想です。全国的に厳しい残暑となりそうです。暑さのピークは越えるものの、9月も熱中症に注意が必要な日が多いでしょう。

10月 高温傾向続く

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天気は全国的に数日の周期で変わるでしょう。北日本日本海側と西日本は、平年と同様晴れの日が多い予想です。沖縄・奄美は湿った空気の影響を受けやすいため、平年に比べて晴れの日が少なく、降水量は平年並みか多くなる予想です。

10月になると、季節は本格的に秋となりますが、気温は全国的に平年並みか高いことが予想されるため、季節の進み方はゆっくりと感じられるかもしれません。ただ、上空に寒気が入ってくるとぐっと冷え込む日もありそうです。日々の体調管理にご注意ください。

【北日本】北海道・東北

【東日本】関東甲信・北陸・東海

【西日本】近畿・中国・四国・九州