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気象庁は15日、「令和2年7月豪雨」の観測記録について発表しました。「令和2年7月豪雨」により、7月上旬に全国のアメダス地点で観測した降水量の総和と1時間降水量50mm以上の発生回数は1982年以降で最多となりました。

降水量の総和と非常に激しい雨の発生回数 過去最多

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「令和2年7月豪雨」では、梅雨前線が長期間停滞し、暖かく湿った空気が流れ込み続けたため、西日本から東日本にかけての広い範囲で記録的な大雨となっています。

気象庁によりますと、比較可能な全国964のアメダス地点を対象として、2020年7月上旬(1日~10日)に観測された降水量について1982年以降の旬ごとの値と比較したところ、以下のとおりでした。

① 対象地点の7月上旬の降水量の総和について、これまで最多であった「平成30年7月豪雨」(2018年7月上旬)の記録を超え、今回が最も多い値(降水量の総和:208,308.0mm、1地点あたり:216.1mm)となりました。

② 対象地点の7月上旬の1時間降水量50mm以上の非常に激しい雨の発生回数について、これまで最多であった「令和元年東日本台風」(2019年10月中旬)の記録を超え、今回が最も多い回数(82回)となりました。

(なお、観測値は現時点で得られている資料を取りまとめた速報となっています。)