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きょう(15日)は、記録的大雨をもたらした梅雨前線は南下し、上空に寒気を伴った低気圧“寒冷渦"が列島で足踏み。東日本を中心に大気の状態が不安定。局地的に雷を伴った激しい雨も!

15日は北陸・信越、関東が雨の中心

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特に大気の状態が不安定になるのは、東日本です。地方別に雷雨のおそれがある時間をまとめました。

北陸・信越では特に活発な雨雲がかかるのは午後6時ごろから深夜0時の時間帯。新潟県を中心にカミナリ雲がかかり、1時間に30ミリのバケツをひっくり返したような激しい雨が降る見込みです。関東では、群馬県や東京都心が発達した雨雲の通り道になります。時間帯としては正午過ぎから午後9時ごろにかけてカミナリを伴ってざっと雨脚の強まることもありそうです。

北陸ではこの2日間で新潟県を中心に雨量が100ミリを超えている所があります。あす午前6時までの予想される24時間雨量はいずれも多い所で新潟県100ミリ、富山県80ミリ、石川県と福井県、長野県で60ミリとなっています。さらに新潟県では雨が降り続き、あさって17日午前6時までの24時間雨量が多い所で50から100ミリの雨量が予想されます。地中に水分を多く含んだ場所では土砂災害の発生する危険性が高くなります。警戒を緩めないでください。

異例の梅雨 出口は平年ならいつ?

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コロナ禍で社会的危機の中、雨の季節に突入した今年の梅雨。東日本では日照不足による夏野菜の高騰など、家計に少なからず打撃を与えています。気になるのが梅雨明けの時期。平年は7月14日ごろに九州南部(宮崎県・鹿児島県)で梅雨が明け、東京都心など関東甲信地方では7月21日ごろ。東北北部では7月28日ごろに梅雨が明け本格的な夏を迎えます。今年は、沖縄で平年より11日早い6月12日ごろに梅雨が明けました。同じように平年なら6月中に本格的な夏を迎えている奄美地方では、いまだ梅雨明けが発表されておらず、きのう(14日)の段階で2010年に次ぐ、過去2番目(タイ)に長い梅雨となっています。奄美で過去最も遅かった梅雨明けは1983年と2010年の7月15日で、今年はそれに並んだことになります。

来週になると太平洋高気圧の勢力が強まる傾向で、待望の梅雨明けが発表されるかどうかといったところですが、梅雨明けは本格的な夏の始まりで厳しい暑さがやってきます。暑さに負けない身体づくりしておくのも大切です。