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今月2日から降り始めた九州の記録的豪雨、きょうで1週間を超えて異例の長さになっています。きょう9日(木)午後、梅雨前線が九州北部付近で活発になるため、九州は局地的に非常に激しい雨が降るでしょう。週末にかけて、九州は断続的に雨が降り、再び大雨になるおそれがあります。さらなる大雨により、二次災害やこれまで起こっていなかった地域でも新たな災害が発生する危険度が高まりますので、災害への最大級の備えをして下さい。

9日午後、九州は再び非常に激しい雨のおそれ

きのう九州南岸付近へ南下していた梅雨前線は、きょう9日(木)、九州北部から対馬海峡付近まで北上し活動を強める見込みです。

九州は、9日午後は各地で雨となり、再び活発な雨雲がかかり、非常に激しい雨や激しい雨が降るおそれがあります。

鹿児島県鹿屋市では、2日の降り始めからの総雨量が1000ミリを超え、平年の年間降水量の半分近くもの雨が約1週間で降っています。

九州北部、南部とも、これまでの記録的な大雨により地盤が緩んでいる所が多く、雨が強まると土砂災害の危険が一気に高まりますので、山の斜面や崖の近くには近づかないようにしましょう。

また、浸水や河川の氾濫が発生するおそれもありますので、厳重に警戒して下さい。

九州 週末にかけて線状降水帯発生しやすい

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あす10日(金)、梅雨前線上に発生する低気圧が対馬海峡を通過するため、さらに暖湿空気の流れ込みが強まります。11日(土)から12日(日)も、梅雨前線が九州付近で活発な状態が続くでしょう。

週末にかけて、九州付近は線状降水帯が形成されやすい気象状態でしょう。強弱を繰り返しながら断続的に雨が降り、再び大雨になるおそれがあります。

線状降水帯の発生場所や時間帯の予測は難しく、九州は週末にかけていつどこで線状降水帯が発生してもおかしくありません。さらなる大雨により、二次災害やこれまで起こっていなかった地域でも新たな災害の危険度が高まりますので、災害への最大級の備えをしておく必要があります。