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大雨が続いている九州地方では、観測史上1位を更新する降水量を続々と記録しています。中には半日で7月ひと月分の降水量を観測した地点もありました。このあとも引き続き大雨に警戒が必要です。

観測史上最多降水量

活発な梅雨前線の影響を受けている九州地方では、これまでに経験のないような大雨が続いています。

今日7日午後3時までの48時間降水量は、大分県日田市の椿ヶ鼻で656.5ミリ、本県山賀鹿市の鹿北で530.5ミリ、福岡県大牟田市で519.0ミリを観測しました。いずれも観測史上1位の値を更新しています。

特に、福岡県大牟田市では、今日午前2時10分までの12時間雨量が351.0ミリでした。大牟田市の7月平年雨量が373.5ミリのため、半日で約1か月分に匹敵する量の雨が降ったことになります。

この後も大雨予想 引き続き警戒を

九州地方では、この先もさらに大雨になることが予想されています。地面は大量の水を含み、氾濫が発生している河川があるという危険な状況で、まだ予断を許しません。九州は、今夜からあす8日にかけて、さらに300ミリを超える大雨が降る恐れがあり、土砂災害や河川の氾濫、低い土地の浸水などに厳重な警戒が必要です。