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きょう6日~8日は梅雨前線が活動を強めて、九州付近に停滞するため、九州は各地で雨が降り続き、8日にかけて記録的な豪雨のおそれがあります。すでに本県や九州南部は先週3日以降で600~700ミリを超える雨が降り、甚大な災害が発生している所があります。この後もさらに雨量が増え、河川が氾濫したり、大規模な土砂災害が発生するおそれがあります。身の安全を確保できる場所へ避難するなど、大雨に対して最大級の警戒をして下さい。

6~8日、新たな線状降水帯の発生に警戒

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6日午前11時現在、梅雨前線の北上に伴い活発な雨雲が九州北部にもかかっています。

今夜は梅雨前線が対馬海峡付近まで北上する見込みです。前線に向かって高温多湿な空気が入り、九州付近は線状降水帯が発生しやすい気象状態になる見込みです。

きょうの午後も発達した雨雲が九州付近にかかり、雷を伴い滝のような非常に激しい雨が降る所があるでしょう。局地的には猛烈な雨が降るおそれもあります。

あす7日(火)にかけて、梅雨前線は対馬海峡付近に停滞し、同じような所で激しい雨が降り続くおそれがあります。

雨は強弱を繰り返しながら、8日(水)にかけて降り続く見込みです。九州の多い所では8日にかけてさらに400ミリから500ミリを超える雨量になるおそれがあります。

九州 どこで災害が発生してもおかしくない

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九州南部は先週3日(金)から大雨が降り続き、きょう6日午前9時までの雨量は、鹿児島県鹿屋市777.5ミリと、宮崎県えびの市704.5ミリ、熊本県水俣市671.0ミリなど、鹿屋市では7月の平年の2倍以上など、7月平年1か月分の降水量を上回る雨量になっています。

これまでの大雨により熊本県や鹿児島県、宮崎県、佐賀県で土砂災害が極めて危険な状態になっている地域があります。また、午前11時現在、熊本県球磨川、鹿児島県の万之瀬川や加世田川、肝属川水系、宮崎県広渡川水系酒谷川では氾濫の危険が高まっています。

状況に応じて、命を守る行動をただちに取って下さい。避難行動そのものが危険になっているところでは、急な斜面や増水した川から離れ、室内のできるだけ安全な場所に移動するなど、最大限の警戒を行って下さい。