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梅雨前線による大雨で、九州では総雨量が200ミリを超えた所も。西日本の雨のピークは越えましたが、近畿~関東を中心に午後も雨が降り続きます。夕方まで土砂災害に注意して下さい。

西日本の大雨 総雨量200ミリ超えや、6月の観測記録を更新した所も

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梅雨前線上を低気圧が通過し、前線の活動が活発化した影響で、18日夕方からきょう19日午前にかけて、九州や中国・四国地方には発達した雨雲がかかり、多い所で降り始めからの総雨量が200ミリを超えました。

<各地の降り始めからの総雨量>(6月19日正午まで)

長崎県 雲仙市 雲仙岳 280.5 ミリ

本県 南阿蘇村 南阿蘇 248.0ミリ

福岡県 添田町 英彦山 195.0ミリ

大分県 日田市 椿ヶ鼻 188.0ミリ

宮崎県 えびの市 えびの 165.0ミリ

今回の雨で、広島県呉市蒲刈では、1時間に39.0ミリの激しい雨が降り、この地点としては6月として1位の観測記録を更新し、島根県吉賀町吉賀でも、24時間降水量157.0ミリを観測し、同じくこの地点として6月として1位の観測記録を更新しました。

この大雨を降らせた雨雲は、次第に南下して九州から中国・四国地方から離れつつあります。午後は次第に雨がやんでくるでしょう。

これまで降った雨で地盤が緩んでいる所や水位が上がっている河川があります。昼過ぎまでは、土砂災害や河川の増水や氾濫に注意・警戒して下さい。

午後は近畿~関東にかけてと土砂災害に注意

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近畿から関東地方にかけては、引き続き梅雨前線と前線上の低気圧による雨雲がかかるため、この後も雨が降り続くでしょう。近畿や東海は夕方まで、関東は今夜いっぱい雨が降る見込みです。沿岸部を中心に、雷を伴って激しく降る所もありそうです。また、近畿・東海・関東南部では、夕方まで土砂災害に注意して下さい。

北陸や東北も、前線や低気圧からの湿った空気の影響で、午後は次第に雨の範囲が広がるでしょう。

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北海道や東北北部も、上空に寒気を伴った気圧の谷が近づくため、午後は大気の状態が不安定となり、所々で雨雲が発達するでしょう。急な強い雨や落雷にご注意ください。