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15日(月)にかけて、九州北部から関東で大雨の恐れがあります。総雨量は、名古屋市など、6月の平年ひと月の雨量のおよそ7割に達する所もある予想です。土砂災害などに警戒して下さい。

13日(土) 梅雨前線の活動活発

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きょう13日(土)は、本州付近に梅雨前線が停滞しています。夏の太平洋高気圧が、きのう(12日)、梅雨明けの発表があった沖縄付近に張り出しており、この高気圧の周辺を回って、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでします。前線の活動は、特に山陰付近で活発になっており、鳥取県米子市で、3時間降水量の日最大値は58.0ミリを観測するなど、統計開始以来6月の1位の記録を更新した所があります。

九州~関東 すでに地盤の緩んでいる所も

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山陰を中心に、九州から関東で、すでに地盤の緩んでいる所があります。

14日(日) 九州北部~関東で大雨の恐れ 北陸で非常に激しい雨

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14日(日)は、前線上に低気圧が発生し、日本海を東北東へ進むでしょう。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気の流れ込みが続きます。九州北部から関東にかけて、発達した雨雲がかかるでしょう。カミナリを伴って激しい雨が降り、大雨になる所がある見込みです。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒して下さい。

特に北陸では、局地的に1時間50ミリの非常に激しい雨が降るでしょう。このような雨が降ると、側溝があふれたり、マンホールから水が噴出したりすることがあります。河川は一気に増水するでしょう。

災害の危険がある場合は、直ちに避難行動をとってください。「【特集】新型コロナと自然災害に備えて」も参考になさって下さい。

15日(月) 降り始めからの雨量 6月の平年ひと月の雨量の7割に

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15日(月)朝にかけて、低気圧は北日本付近を通過し、前線は本州の南まで下がる見込みです。東北や北海道の太平洋側は、雨や雷雨になるでしょう。九州南部では、発達した雨雲がかかり続ける所がある見込みです。九州北部から関東は、東海を中心に朝まで発達した雨雲がかかる所があるでしょう。

15日(月)にかけて、降り続く雨で、広い範囲で地盤はさらに緩むことが想定されます。名古屋市や島根県松江市では、13日(土)から15日(月)にかけての3日間の雨量は150ミリくらいと、6月の平年ひと月の雨量のおよそ7割に達する予想です。また、九州南部では、15日(月)は、たった1日で100ミリくらいの雨が予想されている所があります。引き続き、土砂災害などに警戒が必要です。