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活発な梅雨前線の影響で、鹿児島県十島村では「50年に一度の記録的な大雨」となっている所があります。午後も雨量が増えるので、引き続き、土砂災害に厳重な警戒が必要です。

「50年に一度の記録的な大雨」の所も

九州南部付近に停滞している梅雨前線の活動が活発になっているため、九州南部・奄美地方では、大気の状態が「非常に不安定」になっています。

特に、奄美地方では、すでに大雨になっていて、鹿児島県十島村では「50年に一度の記録的な大雨」となっている所があります。また、鹿児島県十島村中之島では、4日10時40分までの48時間降水量が563.0ミリと、6月1位の値を更新しました。なお、鹿児島県十島村中之島では、4日10時37分までの1時間降水量が90.0ミリと猛烈な雨を観測し、4日11時までの24時間降水量が380.5ミリと、6月1位の値を更新しました。

土砂災害に厳重警戒 低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒

九州南部・奄美地方では、4日午後も断続的に雨が降り、夜のはじめ頃にかけて、局地的にカミナリを伴って、「猛烈な雨」や「激しい雨」が降るでしょう。「猛烈な雨」というのは、息苦しくなるような圧迫感がある雨で、車の運転は危険なレベルです。

この後も、雨量が更に増えそうですが、すでに記録的な大雨になっているので、これまでの大雨により、地盤が緩んでいる恐れがあります。4日11時現在、鹿児島県十島村には、「土砂災害警戒情報」が発表されています。土砂災害には、引き続き厳重な警戒が必要です。低い土地の浸水や、川の増水・氾濫にも警戒してください。雨が弱まったとしても、斜面や増水した川には、絶対に近づかないでください。