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きょう(17日)夜は、「きぼう(国際宇宙ステーション)」が見られるチャンスです。ベランダや窓から観察してみては、いかかでしょうか。

見られる時刻

国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された実験施設です。「きぼう」はその中の日本実験棟の名前。ISSはサッカー場くらいの大きさで、条件が揃えば地上から肉眼で見ることができます。

きょう17日、19時55分頃から20時頃に、日本の上空を通過します。上の図は各地の最大仰角の時刻と見える方角で、この時刻の2~3分前から見え始める所があります。

明るい星のような光が、飛行機よりも速めのスピードで、流れて行くように見えます。望遠鏡などを使うと、視野が限定されてしまい、見逃す可能性がありますので、肉眼で探すと良いでしょう。

見られる地域

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きのう16日の夜も「きぼう」が日本の上空を通過しましたが、あいにくの天気で見られなかった地域が多くなりました。

ただ、きょう17日は、多くの所で見られるチャンスです。

北海道は日中は雲が多いものの、夕方から次第に晴れてくるでしょう。夜は冷えますので、暖かくして観察しましょう。東北は雲が多いですが、雲の隙間から「きぼう」を見られる所もありそうです。北陸も夕方以降に雲が広がりますが、石川県や福井県ほど見られる可能性が高いでしょう。関東は南部を中心に大体晴れて、今夜こそは見られるチャンスです。東海から中国四国、九州北部も晴れて、バッチリと見られそうです。九州南部や沖縄は雲が広がり、残念ながら見ることができないでしょう。

部屋から観察するときは、できるだけ暗くして、夜空を見上げてみると良いでしょう。