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今夜(16日)とあす(17日)夜、「きぼう」/国際宇宙ステーション(ISS)が日本付近を通過します。今夜は観察にはあいにくの天気ですが、あす夜は観察できる可能性があります。

今夜(16日) 観察にあいにくの天気

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国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された実験施設です。「きぼう」はその中の日本実験棟の名前。ISSはサッカー場くらいの大きさで、条件が揃えば地上から肉眼で見ることができます。

きょう16日、20時45分頃から50分頃に、日本付近を通過します。上の図は各地の最大仰角の時刻と見える方角で、この時刻の2~3分前から見え始める所があります。とはいうものの、今夜はあいにくの天気です。ただ、中国地方から北陸を中心に、雨は夜には雨の止んでいる所があるでしょう。運が良ければ、雲の隙間から観察できるかもしれません。

明るい星のような光が、飛行機よりも速めのスピードで、流れて行くように見えます。望遠鏡などを使うと、視野が限定されてしまい、見逃す可能性がありますので、肉眼で探すと良いでしょう。

あす夜(17日) 観察できる可能性あり

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国際宇宙ステーション(ISS)は、あす17日、19時55分頃から20時頃も、日本付近を通過します。

あすは本州付近に乾いた空気が流れ込むでしょう。雲の広がる所が多いですが、夜は、九州北部から関東を中心に雲には隙間がありそうです。観察できる可能性があります。夜空を見上げてみてはいかがでしょう。