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12日は暑さが幾分和らいだ関東も、13日は再び気温アップ。この先もマスク着用による熱中症に注意を。

この先も高温傾向

5月に入り、急に暑くなる日が増えてきました。きのう11日は所々で今年一番気温が高くなり、山梨県や群馬県などで33度を超えて、真夏並みの最高気温となった所も。きょう12日は関東の暑さは幾分和らいだものの、東海から西を中心に30度くらいまで気温の上がった所がありました。

あす13日は関東甲信で再び30度に迫る所が多いでしょう。14日、15日も晴れる所では気温が上がり、季節を先取りした暑さになりそうです。さらに1か月予報を見ても、全国的に気温は高温傾向が続くでしょう。

熱中症のリスク高まる

熱中症は真夏に多いイメージがありますが、熱中症で搬送される人は5月頃から増えます。体がまだ暑さに慣れていない時期であるため、真夏ほど高温多湿でなくても、体温調節がうまくできないことがあるのです。

今年は新型コロナウイルス感染拡大による自粛生活で、屋外での活動や運動を控えていた方は、例年よりも暑さに対応しにくくなっていることが考えられます。また、感染予防のためにマスクをすることで、体に熱がこもりやすくなったり、息苦しくなったりして、熱中症のリスクが高まることも懸念されます。

熱中症のサインは

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めまいや立ちくらみは熱中症のサインのひとつです。また、顔がほてったり、体が熱くなったりすることも。お腹が痛い、吐き気がするなどの症状が出ることもあります。特にマスクをしていると顔色が分かりにくくなりますので、ちょっとしたサインを逃さないよう、高齢者やお子様の様子を周りの人がよく観察する必要があります。

熱中症を防ぐためには

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熱中症を防ぐためには、日ごろから栄養や睡眠をしっかりとって「丈夫な体をつくる」ことが大切です。少しずつ体を動かす機会を作って、汗をかくことに慣れておくのもよいでしょう。

暑い日や屋外で過ごすときは、通気性のよい服を着るなど「衣服を工夫」しましょう。マスクはつけっぱなしではなく、まわりに人がいない時はいったんはずして、しっかり呼吸することも必要です。直射日光を避けるために、日傘や帽子も使いましょう。

そして、「こまめに休憩をとる」ことが大切です。疲れやのどの渇きを感じなくても、時間を決めて休憩をとり、水分を補給してください。火照った体を冷やすために、濡れタオルや氷など冷たいものを用意しておくとよいでしょう。