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今日7日、札幌管区気象台が北海道の1か月予報を発表しました。向こう1か月の平均気温は平年より高い予想ですが、数日周期で天気が変わるため、一時的に寒気の影響を受け、気温が大きく変動することもありそうです。一方、降水量と日照時間は日本海側や太平洋側、オホーツク海側いずれもほぼ平年並みとなる見込みです。

上空に暖かい空気が入りやすい

この先は、南からの暖かい空気が北海道上空に流れ、気温が高くなりそうです。その理由としては、本州方面を通過する移動性高気圧や夏の象徴ともいえる太平洋高気圧が次第に勢力を強め、北海道付近に張り出すことがあげられます。北海道から見ると南方に位置する高気圧から吹き出す暖かい南風が流れ込むことで、上空の気温も上がりやすくなると予想されます。また、北海道付近は数日の周期で天気が変わりそうです。この時期は例年、ジェット気流と呼ばれる偏西風の強い領域が北海道~サハリン上空にかかり、そこを低気圧が短い周期で通過することが多くなるためです。低気圧の接近で天気は下り坂となっても、気温が上がりやすい傾向になると考えられます。

時には寒の戻りも・・・

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但し、予報期間の第2週目(5/16~5/22)は、日本海側や太平洋側、オホーツク海側いずれも気温は平年並みとなると予想されています。この期間は南からの暖かい空気の流入もある一方、一時的に北極由来の寒気の影響を受け、気温が低くなる日もありそうです。そうなると気温の変動のほか、大気の状態が不安定となり、天気が急変することも考えられます。体調の管理に加え、やむを得ず外出される方は急な雨などに備え、最新の天気予報にも注意して下さい。