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今週も春の天体イベントが続きます。天気予報をチェックして、お家のベランダやお庭から、夜空を見上げてみてはいかがでしょうか。

【22日深夜~23日明け方】4月こと座流星群が極大 ただし数は少ない

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4月22日の夕方に、4月こと座流星群が極大を迎えます。この日は新月で月明かりが邪魔をしないという点では好条件ですが、暗くなってから、かつ放射点が上に上がってきてからでないと見ることができないため、実際に観測できるのは、極大時刻を過ぎた22日の深夜から23日明け方にかけてとなりそうです。

また、流星数も少なく1時間に5~10個程度のため、残念ながら、総合的に見て「好条件!」というわけではありません。

ただ、比較的明るい流星が多いため、チャレンジしてみても良さそうです。22日夜から23日明け方にかけての天気は、北海道や東北から北陸の日本海側、沖縄は、雨が降りやすく、星空観察にはあいにくのお天気となりそうです。東北から東海にかけての太平洋側と近畿から九州にかけては、湿った空気の影響で雲が出やすい時間帯がありますが、晴れ間があり、流れ星観測のチャンスもありそうです。

【4月25日〜27日】月が金星に接近

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4月26日の夜の初め頃、西の空で金星と細い三日月が接近します。しかも、今月28日には金星が最大光度に達します。前後の25日、27日も比較的近い条件で見ることができるでしょう。午後9時ころには月が沈んでしまいますので、日が沈んでからの1~2時間くらいがチャンスです。

流れ星とは違って、雲がなければ見ることができますので、挑戦しやすいイベントですね。

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25日から27日にかけて、北海道と東北から北陸の日本海側では、26日を中心に雲が出やすく、雨が降る時間帯があるでしょう。その他の地域では、おおむね晴れて観測のチャンスがありそうです。27日はやや雲が出やすいでしょう。

ただ、この先、日本付近は周期的に気圧の谷や上空の寒気の影響を受ける可能性があり、予想が変わる可能性がありますので、最新の天気予報や星空指数をチェックするようにしてください。

徐々に暖かくなり、夜の天体観測もしやすい季節になってきました。

外出の自粛が続き、少し憂鬱に感じている方もいらっしゃるかと思いますが、一日の終わりには、少しベランダや庭先に出て深呼吸をしながら、春の夜空を見上げてみてはいかがでしょうか。参考HP:

・astroarts https://www.astroarts.co.jp/

・国立天文台 https://www.nao.ac.jp/